来月久々に高校生向けの就職支援の仕事に携わります。彼らが定年退職の時期を迎えるのはおおよそ半世紀先になります。そのころの脱炭素社会のありようはどのようなものなのか。現在の大企業が確実に存在しているとは限りません。現在募集される職種の大半がなくなっている可能性は高いということもあります。その意味では何をもって就職が成功したとか失敗したとかいえるのかと思います。どのような会社に入りたいというよりもどのような社会に暮らしたいか、作っていきたいかを、本当は高校生に考えてもらいたいと思いますが、それを考える必要のない大人がテキストを作っているので、そこは難しいものがあります。
