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川崎病の子供をもつ親の会懇談会

川崎病の子供をもつ親の会熊本県連絡会では、以下の講演会・相談会(実際は懇談会?)の実施を計画しています。非会員や県外の方の参加も大歓迎です。後援団体も確定してから正式に周知活動を始める予定です。

場所 くまもと森都心プラザ 6F D会議室
(熊本市西区春日1-14-1 JR熊本駅白川口より徒歩2分)
日時 2018年4月8日(日)13時30分~16時30分
講師 浅井満代表
入場料 無料(どなたでも参加できます)・子連れ可

農業者年金

農業委員会の委員の役割の一つとして農業者年金の加入推進というものがあります。最近は、農業法人による農業参入もあります。法人形態が株式会社なら日本年金機構の厚生年金加入となりますが、農事組合法人であれば独立行政法人農業者年金基金による農業者年金に加入できます。法人化されていない個人農家ももちろん加入できます。加入には通常加入と政策支援加入とがあります。後者は厚生年金保険料半額の事業主負担に近く、保険料の一部を国が補助してくれます。ただし、39歳までに加入するなどの条件があります。国民年金だけで老後を賄うよりは安心安定が得られますから、加入条件に合う農業者は十分検討に値する制度だといえます。

農業委員会委員へ相談を

農地等利用最適化推進強化月間ということもあり、農業委員会の委員活動として、「農地中間管理機構(農地バンク)」のPRおよび「今後の農地利用に関するアンケート」の依頼のため、農地所有者宅を訪問しています。所有者の高齢化が進んでいるのを実感します。農地集積や遊休農地の解消は地域の将来にとって重要です。経営規模の拡大を希望する方と農地の貸し付けを希望する方とを結びつけることが可能ですので、今後の農地利用についてぜひ農業委員会委員へ相談してほしいと思います。

審査人の資質

熊本県の水俣病審査会と熊本地震災害関連死審査会の大きな違いは、委員が医師だけで構成されているか、法律家も委員に加わっているかだと思います。この種の審査会では、医師はどうしても症状だけを診ようとします。特に水俣病においては、誤った判断条件に縛られた医師の審査が多くの被害者を切り捨ててきました。審査のポイントは、症状だけの判断ではなく、原因と結果の関連を認めるかどうか、つまり因果関係が認められるかどうかになります。そうした部分の判断には、法律家の視点が欠かせません。ただ、医師にしても法律家にしてもその肩書だけでなく、認定業務に携われるだけの思考能力があるかどうかは、別問題です。その資質を判断する力が行政にあり、さらにそれを主権者がチェックできる仕組みがあるかどうかも問題になります。『<水俣病>事件の61年』を読んでそんな思いを強くしました。

収まらないものを伝える

昨夜も「水俣病展2017」のホールプログラムの聴講に出かけました。講師は、シラス漁師の杉本肇さんと文芸批評家の若松英輔さんの2人です。若松さんは、初めて知った方でしたが、水俣病展を見て水俣病を分かったつもりになってはいけなくて、展示で収まり切れないことを来場者一人ひとりが考えて後世に伝えることが、大切ということを言われていました。収まり切れない物がたくさんあるというのは、共感しました。言葉や写真では伝わらないとも言われていましたが、それでも伝える力、社会を変える力は、言葉でしかできないので、そこは誤解を招くといけないなという印象ももちました。あと、評価が持ち上げ過ぎの対象もあったりして、そこは違和感を覚えました。もう一人の杉本さんの話は、私と同年齢ということもあり、当時の環境を自分だったらどうだったろうという思いで聴きました。

忖度は昔から

『<水俣病>事件の61年』を読むと、モリカケ問題以前の歴史になりますが、行政、産業界、学界の忖度は、昔からあるのだなと感じます。忖度して歴史に汚名を残すのか、闘うのか、これはよく考えて行動しないと、子々孫々までの恥になりかねません。

年金納付

家族が20歳を迎えるので国民年金保険料学生特例申請を行いました。この手続きは、本人が学生である間は毎年行わなくてはなりません。学生ですから住民登録所在地と現住所が異なることは多いと思います。海外留学をしていればなおさら手続きに時間がかかると思われます。こうした分野の電子申請が簡単にできないものかと思います。

運営ボランティア体験

地元市の社会福祉協議会主催による「歳末助け合い市民のつどい」の運営ボランティア活動に終日従事しました。午前中は中学校体育館でのチャリティーバザー会場での品出しや来場者の入退場案内などを行い、午後は市民会館で行われるチャリティー芸能大会の会場受付を行いました。あまり座る時間がなく、あっという間に終了しました。主催者発表で約100万円の寄付が集まったそうです。毎年楽しみで訪れる市民も多いそうです。また多く来ていただかないと寄付額も伸びません。魅力ある催しとなれば、結果として集まった寄付から支援を受ける人も多くなります。なかなかいい体験でした。

ミニトマト出荷開始

今シーズンのミニトマト出荷を本日から開始しました。毎年同じように生産しても天候などの生育環境は異なりますし、その影響で需要も市場価格も変動します。冬春トマトの場合は、暖房にかかる燃料代の値動きも気になります。国際情勢、為替レートも生産原価に影響します。写真は出荷と関係なく、先日乗った肥薩おれんじ鉄道の窓から望む不知火海です。

第8期スタート

株式会社アテンプトの第8期がスタートしました。一昨日、福岡県みやま市にある清水寺本坊庭園を拝観する機会がありました。紅葉が見事でした。寺の説明で、せっかく観に来た人が訪れたのが遅すぎたあるいは早すぎたといって庭を写真撮影した後、額に掲げてある紅葉のきれいな写真を撮影して帰ると言っておられました。人はどうしても悪いところを探してしまうとのことでした。当日は雨上がりのしっとりとした感じで、鳥のさえずりや池に注ぐ水の音がよく聞こえる心洗われる時間でした。

何でも薬になるのかも

佐賀県鳥栖市にある中富記念くすり博物館を初めて訪ねました。経口薬は即効性が優れていますが、持続性は経皮薬が優れているそうです。併設の薬用植物園には、普通の民家の庭園でも見かける樹木や草が植えられていましたが、それぞれになにがしかの薬効があるのが新鮮でした。

大人は何を示すべきなのか

現在開催中の「水俣病展2017」のホールプログラムにおいて、文化人類学者である上田紀行氏の講演を聴きました。上田氏は、東京工業大学の教授でもあり、若者の価値観の変化を間近に見ている立場にあります。約200人の学生に対して、自分が社員として勤める工場が長年有害物質を排水していると知ったら、どうするかという質問を続けています。その回答と年ごとの変化が以下の通りです。
            2006年  2011年  2012年
名乗って内部告発をする  3人    30人   50人
匿名で情報をリークする  15人   100人   120人
何もしない        180人   70人    30人
さすがに2006年のときは、驚いたそうです。正しいことを言えない不安感が覆う大人たちの姿を若者は見ていて、その若者を責められないと思ったそうです。しかし、この若者を大人である自分が変えてみせる誓ったといいます。大きな変化が出たのは、やはり東日本大震災に伴う東電福島第一原発事故が起きた2011年からでした。上記の回答の「何もしないこと」の愚かさの理解が進んだのかもしれません。
写真は、肥薩おれんじ鉄道の車内広告。

水俣病展で伝わりにくい問題を伝える

現在、熊本県立美術館分館で開かれている「水俣病展2017」の会場一角で関連書籍の販売が行われています。その中に今月刊行されたばかりの富樫貞夫著『〈水俣病〉事件の61年 未解明の現実を見すえて』(弦書房、2200円+税、2017年)が、置かれていました。出版社の紹介文には、「ひとつの公害病として、水俣病が公式に確認(1956)されてから今年(2017)で61年がたつ。この間、水俣病闘争、見舞金契約、認定問題など政治的社会的にさまざまな動きがあった。それは今も続いており、胎児性水俣病などを含めて世界的に水銀汚染が問題になっている。しかし、水俣病はその大半が未解明のままなのである。本書は、初心者も含めて、「水俣病」の病名、メチル水銀汚染の海域の範囲、毛髪水銀値からみた健康影響、社会的な「認定」と医学的な「診断」の違いなど未解明の問題点を講義した、その記録集。」とあります。2015年11月から2016年3月にかけてその講義は実施され、私も実際に聴講しました。実をいうと、水俣病展で伝わりにくいけれども知ってほしい構造問題が本著作に盛り込まれています。ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。

湯の鶴温泉

3年ぶりに湯の鶴温泉である財団の理事会が開かれ、評議員も加わった懇親会に参加しました。つい先日亡くなった元職員を偲んで出席者全員から発言がありました。ビールジョッキを掲げてほほ笑む遺影の披露もあり、この財団の歴史と使命を確認する良い機会となりました。

陽子崩壊

けさの朝日新聞の「科学の扉」欄で驚いたのが、陽子崩壊を証明できればノーベル賞級の発見だということでした。陽子にも寿命があれば、陽子が崩壊するということになり、すべての物質の崩壊につながるというわけです。つまりは宇宙そのものがなくなるという哲学的な問題になります。なんとも壮大な話です。

気をつけたい

このところ多いのが弔事とケガと各種団体の理事会出席です。寒くなると急な体調変化が現れるのは分かります。ケガは大したことはないのですが、たまに外で庭木等の剪定を行うとちょっとしたことでキズを負っています。理事会はそれぞれの団体の活動チェックにあたって大切な機会です。集中して取り組みたいと思います。

懸案は山積している

最近長年そのままにされていた案件の取り扱うことがあります。当事者も専門家に相談されたことがあるようですが、解決せずに年月だけが流れたというケースです。なかなか面倒な案件だと向き合おうとしない専門家がいることも残念ながら事実です。行政がらみだとなおさらです。しかし、解決の糸口はあるものです。

納税に見合う受益への信頼を

きょうは、勤労感謝の日です。国にとって何がありがたいかというと、雇い主が国に代わって所得税を集めて納めてくれるということではないでしょうか。いわば納税を感謝しますという意味合いもあると思います。それでいけば、別に働いていない人でも、消費という行動を通じて消費税を納めています。これも勤労所得と同じく事業主等が国に代わって納めています。どちらも個人が直接税務署を訪ねて税金を納めないので、国民が貢献しているという自覚が薄まっているだけです。モリカケ問題もつまるところ国民が託した税金の使われ方の問題です。公平公正を欠く扱いを行政が行い、国民が他に受益できた部分に損害を与える結果をもたらしたのではないかという疑惑が残っています。とにかく働く人だけでなく、働けない人も感謝されていい社会が自然だと思います。写真は、熊本城周遊バスしろめぐりん車内から見えた細川刑部邸の倒れた塀とイチョウの木。

期末と歳末業務

今月末が当社の決算期末、来月は個人事業主である事務所の期末、年末調整事務もあります。加えて再来年は消費税増税や改元もあります。いろいろ先々も見ながら処理を進めていかなくてはならない時期です。業務案件もできるだけ多く年内に整理したいものです。写真は先日参加した防災訓練の一コマ。