今年7-9月期2次速報によると、実質GDP成長率は年率1.9%減でした。景気回復へは程遠い現実が示されました。
大げさにいえば資本主義の限界に来ており、従来型の景気回復策が無効になってきている感がします。国内人口は減少しており、まず量的成長の兆しはありません。世代的に増えている高齢者は消費しません。富裕層も消費はしません。企業も大企業ほどマネーを溜め込む一方で消費に回ってきません。マネーがなければ何の商品も買えないし、何のサービスも受けらない生活が浸透していますから成長の実感はないだろうと思います。
それではどんな対策があるのかということになりますが、稼ぎ手を増やすとなると、積極的に外国人に活躍してもらう必要があります。マネーでマネーを生む層からマネーを吸い上げるため、法人税や相続税の課税強化が求められます。世代を越えた格差是正のため教育にかかる経費は税金で賄うなど改革が必要です。マネーに頼らなくても生活できる仕組みも大切になります。自滅に向かうしかない資本主義に捨てられるのではなくて、こちらから捨てる覚悟で新たなシステムを築く覚悟が必要かもしれません。
写真は阿蘇山の灰が被った車。