躺平族という希望

次に読む本は、表紙写真の『米中対立』。米中関係を踏まえて日本の針路を考えるときに、米国をリーダーとする陣営に与する議論が多いのですが、果たして手段はそれだけなのかという思いもします。急速に高齢化して成長スピードが減速する見込みのある中国が、実際に専制主義・覇権主義一辺倒を継続できるのか、疑問に思えることもあります。国の指導部だけで考えるのではなく、国民の動向も注意深く見る必要を覚えますし、そうした国民にどう国際社会から接していくかということも重要です。最近の中国の若い世代の「家を買わない、車を買わない、結婚しない、子どもを産まない、消費しない」という「寝そべり族」(躺平族)という存在は、かなり日本の若い世代と親和性があり、政治関係とは異なる結びつきが生まれる可能性があると感じます。