コロナ禍の街歩きの楽しみ方

表紙写真の本、江藤玲著『心とカラダが元気になる観音めぐり 巡礼・江戸三十三観音を行く』(総合法令出版、1300円+税、2010年)は、刊行当時に著者ご本人から紹介を受けていたのですが、実際手にしたのは10年以上も経ったつい昨日でした。私自身は、ご利益を求めて巡礼をする趣味はなく、仏像を観覧するとすれば、どうしても美術作品として眺めます。実をいうと、地元の県立美術館を初めて訪ねたのは、互いに大学生時代であった時の本書の著者と一緒でした。以来、国内外の美術館巡りが趣味となり、学芸員資格まで取得したきっかけを与えてくれた恩人でもあります。
さて、本書の内容ですが、観音そのものの種類や態様が意味するところの解説は、たいへん整理されていて理解するのに役立ちました。コロナ禍の今だからこそ心静かな時間を観音の前で過ごしてみるのはいいと思います。それと、本書に出てくる場所は、いずれも電車・バス・徒歩で気軽に行けます。遠距離の移動ではないので疲れることがないのがいいです。年齢を問わずに楽しめるのではないかと思いました。