不正署名事件の覚書

愛知県知事へのリコール署名において大量の署名偽造が発覚したのを機会に、署名と署名活動の正否についてまとめてみます。署名偽造罪は3年以下の懲役か禁錮または50万円以下の罰金となります。
1.氏名の代筆・・・×
2.住所、生年月日の代筆・・・○
3.家族による同じ印鑑押印・・・○
4.本人ではない拇印・・・×
5.県内の選挙人名簿登録者が県外で応じた署名活動・・・○
6.請求代表者からの受任者である業者やアルバイトによる受任者が住む市町村内の選挙人に対する署名集め・・・○
7.請求代表者や受任者でない人による署名集め・・・×
今回の事件ではいくつもの不正があったと報道されています。まず他人が氏名を代筆したり拇印を押したりした形跡があることが確認されています。すでに死亡した人の不正署名も含まれているとのことです。請求代表者は県内に住む選挙人に対してだけ、受任者は自身が住む市町村内の選挙人に対してだけ、署名集めができますが、その要件を満たさない形での活動が行われています。
選挙においては、投票所内で投票管理者の管理の下で、投票事務従事者2名が立会い代筆(代理投票)が例外的に行われますが、極めて厳重な取り扱いがなされます。署名偽造は本人の意思の偽造ですから、こうした行為を何十万人分規模で行った悪質さは厳しく問うべきです。