3.5%の力という希望

『人新世の資本論』の著者・斎藤幸平氏が以下のことを最近語っていました。「ハーバード大学のエリカ・チェノウェスという研究者が、ガンディーにも言及しながら、3.5%の人々が非暴力的な手法で、本気で動き出せば、システムを変えられるということを実証的に示しています。現代のグレタのアクションは、3.5%の運動を呼び起こしつつあるのではないでしょうか。」。少し希望が持てる研究の情報といえます。
昨日も総務省幹部の接待問題が国会で取り上げられていました。首相の長男が勤める衛星放送事業者から会食の案内だったので、誘いを断れなかった官僚側を気の毒だとする向きがありますが、私はそうは思いません。公正な行政を担うべき公務員が一部の利害関係者からの接待に応じるなど、その根性の劣化ぶりはみっともないとしかいいようがありません。相手方の事業者が利害関係者である認識はなかったのかと問われて、官僚側は知らなかったと答えていて、それが事実ならそんなことも知らなくて務まる仕事のレベルは何だと思いました。また、音声データの公表があるまで、会食時の話で衛星放送などの話題は出なかったとか、記憶にないとか答えていましたが、これも最近では昨年12月のことですから、すぐ話したことを忘れるぐらいの頭脳でこれまた仕事ができるのかと思わされました。
この問題の発端となったのは、おそらくは省内からのリークだと思います。幹部職員が公務員倫理に反することを繰り返し部署を通じて行っていたわけですから、当然まともな公務員の耳にも入るだろうと思います。どんな組織にでも3.5%ぐらいは声を上げる人はいるのではないでしょうか。こうした形であれ不公正なものを正していければと思います。