イギリス史への誘い

『悪党たちの大英帝国』で知るイギリス史が新鮮です。日本の立場で知っているつもりのイギリス史というと、近代日本との出会いの関係からいって19世紀後半のことが中心になります。ことにアジアとの関係でもインドを植民地としてもっていたイギリスの中国への野望が日本の近代化を進めた要因の一つだと思いますし、現在の中国のありようについてもイギリスが関わる部分はあります。逆にイギリスがヨーロッパの中でもまだ影響力が小さかった時代のことはあまり知らないで過ごしてきました。カトリック教徒との関係やヨーロッパ大陸諸国との関係はよく承知をしないままでいました。ましてや大陸に領地をもっていたことやしばしば外国人の王を戴いたことについてです。税負担の考え方もイギリスとフランスではずいぶん異なり、イギリスでは富裕層が、フランスでは庶民が税を負担するという考え方の違いから、両者のパワーバランスも随分と違ったものになった歴史がありました。結果的にイギリスが隆盛した秘密がいろいろありそうです。