コロナ禍の国勢調査

コロナ禍の国勢調査では、回答者と調査員の対面機会をなくすことに焦点があたっていますが、ふだんの生活とは異なるため、たとえばオンライン講義ばかりで実際には通学できていない大学生の場合の回答の仕方も話題になっています。通常通りで言えば通学しているとして通学先の所在地や交通手段をその通り回答すればいいのですが、オンライン講義だと一時帰郷していることもあります。調査の趣旨から言えば現実ではなく通常の生活を想定して回答した方が良さそうです。それは統計局のQ&Aの一時的実家住まいや就活学生の項を見ても判断できます。国民のふだんの生活での通勤通学の移動人口の情報は交通インフラ政策に反映されるので、今の異常な時期の移動人口をもとにすると政策を誤ってしまうと思います。ここらあたりのPRもほんとうは必要だと思いました。