令和2年7月豪雨で被災した事業者の施設や設備の復旧整備を支援する「なりわい再建支援補助金」の申請が始まりました。私が所属する熊本県行政書士会では申請支援を行っています。同補助金の内容についての説明を昨日受けましたが、これを利用してもほんとうに再建ができるのか、経営者の立場で考えると、かなり悩ましいと思いました。店や工場の構えだけを整えても商品や製品についてはほぼ一からのスタートになります。後継者がいるならまだしも高齢の経営者なら廃業を考えるかもしれません。後継者がいても後の代に負担を残すぐらいなら事業を畳もうと思うかもしれません。安易な気持ちで申請の手伝いはできないと思いました。
