貶めるとはどういうことか

本日(9月2日)の地元紙文化面に『朝日新聞の慰安婦報道と裁判』の紹介記事が載っていました。共同通信による配信記事と思われますが、この記事の最後の方で、最初に「朝日新聞を糺す国民会議」による提訴があった際に原告団が開いた記者会見において、ある外国人記者が行った質問が紹介されていました。それは、「私の理解では、朝日新聞の報道のほうが国際社会でポジティブ(肯定的)に受け入れられている。「朝日新聞の報道が日本の評判を貶めた」というみなさんのメッセージのほうが、国際社会がネガティブ(否定的)に受けとめているが、それはなぜだと思うか。」(p.190)の部分からの引用でした。
この質問に対して原告側は「ここに来ているアメリカ、ヨーロッパの記者の方も、日本についてまったく無知で不勉強です。」と、無礼な返答をしたほか、「日本人は野蛮でも残酷でもない。女性を不当に扱っているわけでもない。(中略)実際の日本人の家庭をコントロールしているのはむしろ奥様である。女性である。そういった独特の文化を持っている国であります。」と、戦時の慰安婦の人権侵害にはまったく思慮を欠いて、原告の家庭生活における女性の地位の話にすり替えたりしていました。そのため、「外国人記者らの中には不快な表情を見せ、「聞いていられない」とばかりに耳をふさいだり、手を振ったりする格好をしながら退席する人もいた。」(p.192)そうです。この記者会見のやりとりについて知るだけでも、日本国と日本国民を貶めているのは一体どちらであるかが容易にわかると思います。
先の外国人記者の質問の前に、筆頭原告の口から「私はやはり国連の人権問題のところに行って、朝日の社長が腹をかっぱさいてですね」という発言もありましたが、国際社会の人権基準では朝日新聞の報道や女性の出身地に関わりなく慰安婦制度があったこと自体がアウトなわけで、あまりにも不見識な人たちから裁判が起こされていたことがわかります。