国内の人権弾圧を見よう

香港における国家安全維持法の恣意的な運用は人権弾圧そのもので中国政府は非常に愚かな行動をとっているといえます。人権問題は国内問題ではなく、人類共通の問題ですから、思想信条の自由への侵害に対する批判について内政問題とはねつけるのは明らかに間違いです。法治国家というのなら国際法も遵守する義務があります。翻って日本政府が「黒い雨訴訟」で控訴の考えでいるとの報道が出ています。これも原爆被爆者に対する人権弾圧そのもので、香港の人権問題に対する言及の資格を危うくするくらい恥ずかしい話です。恥ずかしいと言えば、核兵器禁止条約の批准国は44か国に達し、あと6か国・地域の批准を得てその90日後には発効するところまで来ています。この条約に対しても日本政府は批准に向かわなければ、その外交姿勢は世界から嗤われてしまうでしょう。