認知症への心得

昨夜視聴したある報道TV番組の中で、AEDは迷わず使えという紹介がありました。それは電気ショックを与えるという治療機能もさることながら、そのショックが必要かどうかを機器が判断してユーザーに知らせてくれる診断機能があるからということでした。
それと比べると、周囲に高齢者が増えている現在、面対する相手が認知症なのかどうかは、素人には判断しかねるものです。というか、素人がイメージする認知症とは、どうにも手が施しようがないものになっているかもしれません。昨年2月13日の投稿でも触れていますが、池田学著『認知症 専門医が語る診断・治療・ケア』(中公新書、2010年、740円+税)は、いろんなヒントをもらえる基本書だと思います。まず、著者によれば、物忘れなどの自覚があるということは、認知症ではない所以とのことです。次に一口に認知症といっても「治せるもの」「進行を抑えられるもの」「治せないもの」など、さまざまなタイプがあります。これら認知症の特徴についてよく理解しておかなければ、適切な支援が行えないことはいうまでもありません。たとえば、自分は多少法律に詳しいからなどと専門バカに陥るおごりがないようにしたいものです。
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