2050年温室効果ガス排出量ネットゼロへ

「東大駒場リサーチキャンパス公開2026」のオープニングイベントに先日参加したおり、2年前に水俣病患者団体との懇談会のマイクオフ事件で一躍有名になった当時の環境大臣だった伊藤信太郎議員の姿が、会場にありました。なんでだろうと気になって同議員のプロフィールを眺めて見ると、一昨年、東京大学先端科学技術研究センターを訪問し、翌2025年から東大先端研エネルギーシステム分野アドバイザーに就いておられることを知りました。
その関係だと思われますが、上記イベントの2日前の衆議院経済産業委員会の質疑で、2050年温室効果ガス排出量ゼロ達成に向けた再生エネルギー(ペロブスカイト太陽光発電&蓄電池、グリーン水素)の活用を促す質問を、先端研の研究者の名前を挙げながら行っていました。選挙区が東日本大震災の被災地である宮城県ということもあって原発の活用は頭にないようでした。むしろ、大量生産・大量消費・廃棄社会、あるいは物質や金銭の量的拡大を重視する価値観からの転換を訴えていて、ユニークな人だと見直しました。この訴えを尊重していた経産大臣も結構懐が深いおもしろい質疑応答でした。一方、環境省の役人は、議員が求める2050年温室効果ガス排出量ネットゼロについて「野心的な目標」と揶揄する態度を示していて、つまらんなあと感じました。
政治家になるまでの経歴も変わっていて、若い頃は映画監督(マイクオフ事件後に相思社へ来水されたときに映画談義もあったそうです)を務めていたり、国際ニュース番組「CNNデイウォッチ」キャスター、大学教授であったり、多才です。ハーバード大学大学院修士課程修了(Master of Arts)であり、英語・フランス語・イタリア語・中国語に精通しているといいます。
対話力や発信力は並みの大臣よりもあった方だと思いますので、大臣を続けていれば今よりもずいぶんマシだったかもと思いました。
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/news/report/page_00339.html
https://ito-shintaro.jp/profile
https://youtu.be/hvfTdDTAkuI?si=tdIjHKmO3Ob5lP1V