戦争の時間旅行者展

益城町交流情報センターで開催中の企画展「戦争の時間旅行者」を先日見てきました。小規模な展示でしたが、益城町に関連する戦争の記憶を、実に弥生時代から第二次世界大戦まで振り返る、時間軸が長いユニークな企画でした。たとえば、関ヶ原の戦いで東軍に組した加藤清正が、西軍の小西行長の居城・宇土を攻める際に拠点にしたのは、益城町の木山だったそうです。
それから277年後の西南戦争のおりには、熊本城包囲戦から撤退した薩軍が、本営を熊本市の二本木から木山に移したとありました。加藤清正も西郷隆盛も同地を本陣とする重要性を認めていたということでしょうか。益城町の飯野地区では、官軍と薩軍との戦闘(今でも弾丸が出土するそうです)があり、地元の有力者たち依頼でその激闘の模様が絵馬として描かれ、砥川阿蘇神社に奉納され現在も残っていることを知りました(会場では写真を展示)。西南戦争でいえば、当時の細川護久知事の娘3人が薩軍から逃れるため益城町内の有力者宅に避難していたそうで、そのときに使用された駕篭の展示もありました。
あと珍しいものとしては、一〇式艦上戦闘機(1922年=T11に英国の技術供与で日本が最初に建造した空母「鳳翔」の複葉の艦載機。試作が1921年=T10であることから一〇式。ちなみに鳳翔は戦後復員船として供用された)木製プロペラを津森神宮で所蔵しているということで、これは実物が展示されていました。
会場の近くにはワンピースの「サンジ」像があり、それ目当ての人が多い場所ではありますが、ぜひこちらへも立ち寄る人が増えてほしいと感じました。アンケートに答えるともれなくクリアファイルがもらえます。
https://kumanichi.com/articles/1940113