WHAT MUSEUM

WHAT MUSEUM  https://what.warehouseofart.org/
「諏訪敦 きみはうつくしい」
本展についての記事が朝日新聞東京本社版の11月11日夕刊に載っていて、それで興味を覚えて行ってみました。場所は、天王洲アイル駅より徒歩5分、東京湾岸の物流倉庫が立ち並ぶ一角にあり、美術館の施設自体も運営会社の「寺田倉庫」の一区画を占めています。倉庫の特性を活かしてスペースが広く天井も高い展示会場でした。公立では大きなハコの美術館は珍しくないですが、私立のギャラリーとしては開放感があり大作の展示にも向いている会場だと思いました。
会場内では諏訪敦自身が登場した、2025年作の「汀にて」の制作過程を追った映像の放映があって、作家本人の対象への向き合い方の変遷が示され、作品に込めた意味が理解できる助けとなりました。
諏訪敦は、身近な人間の死に、人が物体化していく汀(みぎわ)を感じるのだと言います。死期が近まり病室に横たわる自身の父親や母親を間近に見て表現した作品もありましたし、満州開拓団の一員であり、帰国前に外地の難民収容所内で亡くなった、父方の祖母の場合は、現地取材して追想をつかみ作品化したものもありました。