すみだ北斎美術館

すみだ北斎美術館 https://hokusai-museum.jp/
特別展「北斎を巡る美人画の系譜」
つい最近某ホームセンターのオーナーが北斎の肉筆画「雪中美人図」を6.2億円でオークション落札したことが報じられました。間が悪いことに直後の経済ニュースでは本業の業績でかなりの赤字が出たことも目にしました。確かに北斎の肉筆画を所有したい気持ちも分からないでもありません。それだけ魅せられる力をもった作品です。(前置きが長くなりましたが)ここを訪ねたときも、海外からの来館者が多く、世界的にも北斎の名声は高いのだろうと感じました。
であればこそ、北斎の作品は誰の目にも触れられるこのような美術館で展示されるのが望ましいと思いました(さて6.2億円の絵は陽の目を見るのでしょうか)。会場では、北斎の作品だけでなく、師匠や弟子、ライバルのそれも展示されていました。そのため、北斎の足跡だけを辿りたいのなら、特別展の図録よりも定番の図録『葛飾北斎 すみだが生んだ世界の画人」をミュージアムショップで買った方が値段的にもお得です。実際、それを買い求めたのですが、特別展にも出品されていて同図録p.23掲載の「風流なくてななくせ遠眼鏡」の構図は現代にも通じる斬新さがあって気に入りました。