人間だれしも失敗はあるもので、6月27日の熊本日日新聞スポーツ面で三屋裕子氏のお名前をみたときに、40年前の失敗を思い出しました。当時学習院大学助手として着任された同氏を写真撮影したフィルムの現像を失敗した経験が私にはあります。失敗の原因は定着液の酢酸希釈量を間違って濃くしてしまったことにあるのですが、私の頭の中には40年来、「三屋裕子氏=現像失敗」という記憶だけが見事に焼き付いています。せっかくなのでその証拠画像「学習院大学新聞1985年4月16日発行号1面」を載せておきます。なお、文章は同級生の手によります。
ところで、冒頭の熊本日日新聞の記事は、JOC新会長選考を巡る構図についてでした。正直、五輪よりもはるかに白熱した戦いを解説した内容で、面白く読ませてもらいました。本記事によると、もともとは田嶋幸三氏がJOCの選考委員会で会長候補として有力とされていたのに、選考の権限がない元会長に過ぎない竹田恒和氏(=JOC独立志向)が、田嶋氏の裏には日本スポ協・JOC再統合志向の森喜朗元首相や遠藤利明元五輪相といった政治家がいると警戒し、橋本聖子新会長擁立に動いたということでした。
しかし、政治家介入というなら、橋本氏こそ森元首相を政治の父と仰ぐ政治家ですし、そもそも選考権限をもたないご老体がどちらの側でも現場に介入するのはどうかと思います。それと、橋本氏を後押しした竹田氏は、東京五輪招致疑惑でフランス司法当局の捜査対象になった経緯があります。それに乗っかった橋本氏も政治資金収支報告書不記載という裏金疑惑があり、政倫審では「一度は議員辞めることを心に決めた」と反省して見せながら、今では「一点の曇りがあれば立候補はしていません」と発言する始末です。
自ら頂点を極めようとか、キングメーカーを標榜する方々は、歳を重ねようが、スネに傷があろうが、そんなものはものともしない、超人的な能力があるんだなあと驚きました。一方、三屋氏だけが他薦候補だったという点は、次につながる気がしました。