10月5~10日、11カ月ぶりに佐世保市に滞在する機会がありました。とはいえ、昼間の用向きは隣りの佐賀県で開かれていた国民スポーツ大会でしたので、佐世保市内を見聞した時間はわずかです。今回初めての遭遇した体験としては、クルーズ船寄港がありましたので、それについてのメモを記しておきます。
佐世保市港湾部の公式インスタによると、中国国産初の大型クルーズ船「アドラ・マジック・シティ」(愛達・魔都号)が、10月9日(水)11:35~21:00の入出港ということで、佐世保港国際ターミナル(三浦岸壁)に寄港とありました。済州(前港)→佐世保→上海(次港)となっていますが、神戸観光局港湾振興部のホームページには10月3日に神戸港へ初入港したとあり、その後も5日に高知港へ入港した情報もあります。前日の8日にも別の中国のクルーズ船「ピアノ・ランド」が佐世保港へ入っていました。
それにしても間近で見ると、クルーズ船は巨大です。「アドラ・マジック・シティ」の総トン数は136,201tあります。全長323.6m、37.2mあります。船客定員は5,246人。しかも、2024年1月から商業航海を開始したばかりですから、新しい船です。
1983年3月に佐世保湾内に停泊中の米海軍の原子力空母「エンタープライズ」を針尾の高台から見たことがあります。これが全長342.3mありましたが、クルーズ船になると客室が上にそびえていますので、カサがある分、やはり「アドラ・マジック・シティ」の方がよけい大きく感じました。
港周辺をクルーズ船の乗客と思われる観光客が多数散策して買い物や食事を楽しまれていました。年齢層はさまざまで比較的若い層が多い印象を受けました。大型バス100台分の観光客が立ち寄ってくれるわけですから、寄港地からすればかなりの経済効果をもたらされると思います。ちなみに2024年の佐世保港へのクルーズ船の入港は今回の「アドラ・マジック・シティ」で60隻目ということでした。
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