故中村哲医師のパネル展が、宇土市役所1階ロビーで上天草・宇城水道企業団紹介パネル展との同時開催企画として行われていたので、観覧してきました。
パネルはこれまでの実績を示していますが、会報を読むとタリバン支配下のアフガニスタンにおいても遺志を引き継ぐ活動が続けられているのを知りました。
2021年8月のタリバン制圧に伴うアフガニスタン人現地職員の退避のおりは、その退避要件の厳格さ(通常の短期滞在査証発給要件よりもハードルの高い条件をわざわざ新規に創り出して要求)が非人道的で理不尽なものであり、来日後も難民申請阻止や帰国強要を疑われる行為があったとされます。当時はそれだけ、日本政府が人権や人道に後ろ向きなイメージを世界へ発出してしまいました。
一方で、故中村医師による貢献は、タリバンでさえ認めるところです。日本政府は現地における人道支援ひいては人権擁護に向けて独自の外交ができます。やがてそれが国益につながる機会を逃してはなりません。
上天草・宇城水道企業団のパネル展示を開催について
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