正善寺と長谷川製糸

一昨日(5月9日)の熊本日日新聞文化面(12面)に宇城市小川町出身の俳人・長谷川櫂さんのエッセー「故郷の肖像」が載っていて、同氏の実家近くの菩提寺についても触れられていました。記述内容から高校時代の同級生・ 川田 晃映 さんのところ(正善寺さん)と雰囲気的に合致する感じもあったので、もしやと思ってコメントを入れてみたら、お隣りのお寺ですと翌日返信がありました。ただ「長谷川さんの先代・先々代が仏法聴聞に熱心で仏縁深かったのです。それと長谷川さん宅には菩提寺(門徒寺)さんからも拙寺からも月参りさせて頂いています。」とのことでしたから正善寺さんとも縁がないわけではないそうです。
それと同時に、やはり一昨日(5月9日)の朝日新聞地域面に、長谷川櫂さんの実家・長谷川製糸が国の登録有形文化財になったことの紹介記事が載っていることを教えてもらいました。実はその紙面自体は目を通していたはずですが、同記事の隣りの「水俣病マイクオフ問題」関連の方に関心が集中していてすっかり読み飛ばしていました。それだけに同記事を読み直すことができ、長谷川櫂さんの実家についてより深く知ることができて、ありがたかったです。
長谷川櫂さんといえば、知る人は知っていますが、朝日新聞の「俳壇」欄の選者として長らく活躍されている小川町出身の著名人です。私には俳句や短歌の嗜みがなくて俳人・歌人の方の才能には憧憬の念を持っています。
「長谷川邸」の研究資料も見つけて読んでみたら、製糸産業の歴史も学べて視野が広がりました。
熊本県宇城市小川町における町家「長谷川邸」の建築的特徴と保存に向けての方策に関する研究