先日の投稿で、熊本県の施策である「よかボス宣言」企業のリスト中に、代表者が不祥事を起こした企業名が掲載されていて、そのことへの指摘と疑問視するメールを担当課に送ったことを触れました。その後10日ほど経ってからですが、回答もないので改めて当該リストを閲覧したところ、現在日付は更新されないまま当該企業名・代表者名がそっくり削除されていました。さすがに、よかボスを宣言させるのはまずかろうという反応だったようです。
さて、昨日、『帝国の計画とファシズム』を読了しました。訳者の言葉を借りると、「(著者のミムラ)氏は、テクノクラートが共産主義や自由資本主義に対抗する企画立案の方策としてファシズムを推進し、ファシズムこそ先進技術と国家精神を結びつけて『持たざる国』に権力への道を示す方途とみなしたと説く」とあります。ここにいうテクノクラートは、文民計画立案者「革新官僚」であり、岸信介がその代表です。岸らは、戦時中にとどまらず戦後にまで影響を及ぼしています。戦時中の統制経済・テクノファシズムに向かう場面で発揮する彼らの能力は非常に高く巧妙であり、その手口は彼らの孫世代の比ではないと驚嘆させられました。
写真は、ロンドンのチャーチル像(1993年撮影)。