さてGW期間なのだが

諸事にかまけているうちに、世の中はGWになりました。コロナ禍初年の2年前は、ロシア文学の著作の再読に取り組みました。『収容所群島』を著したソルジェニーツィンといった、いわゆる反体制作家の作品は中学生時代から親しんでいて、政治に関心を高くもてるようになった遠因だろうと考えています。冷戦時代のソ連圏は閉ざされた秘境のような存在であってロシア語を学ぶ機会と言ったら大学以外にはNHKラジオのロシア語講座ぐらいしかなかったと思います。当時の講師は江川卓(※「すぐる」ではなく「たく」)さんだった記憶があります。ただ、現下のウクライナ侵略の負のイメージもあってか、今年度からNHKのそれはなくなったと聞きます。むしろ、良心のあるロシア人に向けたアプローチが大切な今の時代だからこそ、ロシア語の素養も求められるのにと思います。幸い放送大学では講座があるので、聴いてみるのもいいかと思います。キリル文字の音を読み取ることぐらいしか私の場合できないのですが、それでも読むだけでお互い人間なんだ理解できると考えます。
写真は、これから読む予定の本です。