思考能力について

初等・中等教育の公立学校経営者あるいは教員出身の教育委員会勤務職員と接すると、しばしば仕事への取り組み方に疑問を覚えることがあります。
本日、教育委員会から自宅へ届いた文書は、ある委員会への出席を求めるものでしたが、それは私を委員として委嘱することが決定していて差し出したものなのか、委員選出母体代表者宛に構成員のだれかに出席を求めて送り付けられたものなのか、はなはだ意味不明でした。前者であれば、あて名を私宛にすべきですが、そうではなく、文書中に別紙参照とある委員リストと思われる別紙自体も同封されておらず、内部の文面・送付内容物チェックが疎かである実態が浮き彫りになっていました。もともと委嘱の相談もないのですから、送付はなんでと思うばかりです。後者であれば、私の自宅へ送るのが間違いで、選出母体となる機関の事務局を通じて依頼するのが本来の手順です。
別のエピソードも記しておくと、前校長時代にいじめ重大事態が発生したことのある学校を昨年一度訪ねて懇談した際に、校内のいじめ防止対策委員会は外部委員も入れて基本方針通りに開いているか尋ねたことがありました。そしたらコロナ禍を都合良く言い訳にして外部委員を入れて開いていないことを後任校長が答えてくれました。子どもたちへは決まりは守りなさいと彼らはいうのですが、彼ら自身が行動するときに根拠法律や要項の理念を理解して動くことはありません。思考能力が欠けているのではとよく感じます。
写真は1997年9月に訪ねた中国・天津の商店街風景。ロバ肉が売られていました。