昨夜のNHK「クローズアップ現代」では長崎出身の福山雅治さん、そしてけさの朝日新聞オピニオン面には広島出身の吉川晃司さんが登場していました。2人は共に被爆2世です。歌手である彼らが、それぞれどのような心境を経て反核・反戦メッセージを込めた作品を発表するに至ったかを語っていました。まず共通するのは、訴えたい思いや使命感は前から抱いていても、それを言葉と行動にするまでは相当の時間を要したということでした。歌手・俳優として活躍する稀有な才能をもつ2人にとっても生半可な考えでは言葉で表現できない重要なテーマだったのが理解できます。それだけにその結晶である、福山さんの「クスノキ」と吉川さんの「リトルボーイズ」は、長崎や広島を始め多くの人々の心に響くのだと思いました。
核廃絶へ向かうためには思慮深い言葉による政治が求められます。ところが、周囲の政治家を見渡すと、福山さんや吉川さんとは比較にならない軽い言動をとる者をしばしば確認します。
昨年9月の地元市議会の例とはなりますが、「日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める請願」に不採択の意思表示を行う者がほとんどでした。不採択とした者たちは、請願者の支持政党だけを判別し、請願内容が意味する言葉を理解できる能力すらないのかもしれません。なお、その翌月に日本被団協がノーベル平和賞に選ばれたことが報道されました。
自身の認知症予防のためにも、身近な所で起きているみっともない例を絶対に忘れず、福山さんや吉川さんの言動に学ぼうという思いを強くしました。