日別アーカイブ: 2022年5月26日

定款認証手続きの見直しは必要

昨日は最高裁判所裁判官の国民審査を在外選挙人が行えないのは違憲という判決が出てニュースになりました。国外で居住しているがためにその国民の権利が制約されるということはあってはならないことで、当然の判断と考えます。投票の機会を提供するには確かに大きな経費がかかります。在外選挙人と在外公館との地理的距離や日本との投票用紙の輸送期間が問題なのもわかりますが、それは方法論として考えて実現させればいいだけの話だと思います。一方、わざわざ面倒な手続きを導入して国民にとって迷惑この上ないものもあります。けさの朝日新聞で、定款認証における公証人における発起人面接の手続きの問題を取り上げていました。反社会的勢力に係る人物による会社経営を防ぐために、この面接が行われているのですが、公証人によってはこれを行っていない実態もあるようで、政府が調査に乗り出すことになっているそうです。専門職が定款作成代理を受任する際は、依頼者が反社会的勢力に係る人物でないか確認します。そのうえで、公証役場へ依頼者に足を運んでもらうとか、テレビ電話で公証人と会ってもらうとかは、二度手間でしかないように思います。
そういうこともあって当職もこの面接が導入されてから定款作成代理業務の受任を手控えています。合同会社では公証が必要ありませんが、会社設立することは可能です。株式会社や社団法人なども設立者の面接や公証人認証はなくした方が、起業率アップに寄与していいと思います。
写真は、インドネシアの首都ジャカルタの国立博物館(1991年撮影)。館内にはジャワ原人の骨レプリカが展示してありました。訪れた際に正面入口では何かの舞踊の撮影が行われていました。