月別アーカイブ: 2021年11月

リベラルという用語から

このところ続けて2冊、米国の学者の著書を読んでみて、二つのことを感じました。一つは、報道で接する断片的な見解にとらわれるのではなく、歴史的事実や当事者現場の情報などを踏まえた丁寧な検証による著書に接して、自分の立ち位置・意見を醸成する大切さです。もう一つは、日本で流通している言葉とそれが持つイメージをうのみにしないことで、世界共通認識を確認してから自分の立ち位置・意見を組み立てることの大切さです。たとえば、日本でのリベラルという用語は、世界共通認識からかけ離れている感じがします。資本主義や社会主義、共産主義という用語も実態に即して正しく使わないと、見方を誤ってしまうかもしれません。今度読む本は、ブランコ・ミラノヴィッチ著『資本主義だけ残った 世界を制するシステムの未来』(みすず書房、3600円+税、2021年)です。

人新世の国際協調

総選挙も終わったので、休止していた政治ネタ投稿を再開します。昨夜から読み始めたのは、G・ジョン・アイケンベリー著の『民主主義にとって安全な世界とは何か 国際主義と秩序の危機』(西村書店、3500円+税、2021年)。やや分厚い本なので読了までに日数がかかりそうです。新型コロナや気候変動への対応はまさに人類共通の課題です。異なる政治体制との対話と協調が必要になります。その蓄積は米国が豊かだと思います。現在の米国にあるかどうかは別にして、歴史から学ぶことは重要です。