月別アーカイブ: 2021年8月

まさに腹が減っては

これから読む本は、丸川知雄著『現代中国経済〔新版〕』(有斐閣、2400円+税、2021年)。このところ台湾海峡の安定について注目が集まっていますが、大陸側がすぐにも力づくで獲りにくるかのような煽り方はどうかと思います。『キッシンジャー回想録 中国』の中では、毛沢東が三国志を好んで読んでいたことが紹介されていましたが、中国の外交手法を顧みると、「夷狄をもって、夷狄を抑え(以夷制夷)」や「夷狄に夷狄を攻撃させる(以夷攻夷)」を彷彿とさせる点があり、毛沢東に限らず漢民族が有する歴史的教訓として常に脳裏に刻み込まれているのではないかと思います。それと、三国志で描かれた戦いでは、兵糧の確保が重要だったことが理解できます。数十万の軍隊も食い扶持がなければ、まるで戦力にはなりません。それどころか、食えなければ餓死するか、反乱が起きてヘタすれば敵に寝返ってしまわれるリスクもあります。特に高齢化が著しい現代中国では大勢の老兵たちの老後の生活維持が社会的課題になってくると思います。台湾の取り込みどころではなくなってくるではないでしょうか。

今年の国体開催も難しいのでは

きょうから競技役員として参加予定だった、国体九州ブロック大会が中止となりました。役員や選手のほとんどは日頃企業や学校などの団体に所属していますので、目下の感染状況から県をまたいだ移動を禁じられるケースは多いと思います。中止はやむをえないと考えます。本大会となる「三重とこわか国体」については無観客とすることが既に決定していますが、三重県が8月18日に発表したところでは、9月25日以降が会期の競技については、9月4日時点で開催可否を検討することとなっています。本大会の開催はたいへん厳しいのではないかと思います。開催3週間前にこだわらず早めの決断が望まれます。

アフガニスタンの子どもたちの教育は

アフガニスタンの政権があっけなく崩壊しました。同国と日本とのかかわりでいえば、故・中村医師のような民間での支援が思い起こされます。私も3年前に公益財団法人ジョイセフを通じて子どもが使っていたランドセル2個と未使用の文房具を同国の子どもたちへ寄付しました。子どもたちとりわけ女子の教育支援が必要とされているなかにあって見知らぬ誰かの役に少しでも立っていればと期待しましたが、これからどうなるのか憂慮しています。こうした混乱した地域への支援は、必ずしも政府間のそれが有効とは限りません。相手の政府関係者が中間搾取してしまうことがあるからです。日頃、多くの日本国民が目にすることはないと思いますが、外務省や国家公安委員会が告示しているタリバンリストというものがあります。これは、国際連合安全保障理事会決議に基づく資産凍結等の措置の対象となるタリバーン関係者等を指定する情報リストです。たとえばアルカイダと資金面でかかわりがある人物の個人名やパスポート番号等が官報に掲載されています。私たち行政書士は、こうした人物から業務の依頼は受けられません。同様に企業もそれらの人物との取引は行えません。それはともかく、これから先ますます民間同士の支援が重要になります。日本政府の出番があるとすれば、難民や留学生の受け入れを増やすことではないかと思います。

東アジアの時空を知るには

今月、地元紙・熊本日日新聞の「わたしを語る」欄において、思想史家・京都大名誉教授 山室信一「熊本発 アジアの時空を歩く」が連載中です。同氏の功績を知るには、著書を読むか、謦咳に接するかが一番です。私が大学在学中の1983年度の1年間だけ非常勤講師として政治学科の専門科目を開講されていたのを知ったのはずいぶん後のことで惜しい思いをしました(コメント写真は当時の履修要覧より)。講演でナマの姿を拝見したのは、2013年に熊本市で一度だけあります。昨日の朝日新聞には切れ味の鋭い歴史の見方が載っていて、ほんとうはこういう視点を引き出す力を地元紙にも求めたい思いました。連載の後半に期待したいものです。

徳川思想小史

昨年100歳で亡くなられた近世日本思想史が専門の源了圓著『徳川思想小史』(中公文庫、1000円+税、2021年)を読んでいるところです。もともとは2007年に中公新書から刊行された著書ですが、文庫版ではエッセー「自分と出会う」と小島康敬筆解説、人名索引が追加されていて、著者の人となりや学術書としての利便性が増しています。一読して感じるのは、著者の博識です。執筆対象は主に江戸時代の日本の思想家ですが、東洋はもとより西洋の思想の流れにも明るいことがうかがえます。それと、当時の思想家を描く文体にも漢学の素養が随所に光り、心地よい感じがします。私は、かつて著者が執筆した高校の教科書で学んだ経験がありますが、それから40年以上経って今もこうして学べることをうれしく思っています。

技能実習生手帳アプリについて

熊本市国際交流会館2Fカウンターにおいて毎月第3日曜日の13:00~16:00、熊本県行政書士会国際部会所属の行政書士による在留資格等に係る無料相談会を開いています。
2021年度は7月まで会場の都合により中止していましたが、8月15日(日)より再開します。
同日は、小職が相談員として対応します。
※会場の都合により引き続き中止となりました。

さらに、「技能実習生手帳アプリ」について、【出入国在留管理庁からのお知らせ】メールマガジン(20210730)より引用してお知らせします。
「技能実習生手帳」アプリをダウンロードしましょう!
役に立つ情報がたくさんあります!
技能実習生のみなさんが入国時に配付される「技能実習生手帳」をいつでも、どこでも見られるスマートフォン向けアプリです。

ダウンロードはこちらから
(Google play)
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(App Store)
https://apps.apple.com/jp/app/%E6%8A%80%E8%83%BD%E5%AE%9F%E7%BF%92%E7%94%9F%E6%89%8B%E5%B8%B3-handbook/id1557435015