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熊本県知事は環境大臣の飼い犬か

このところロアッソ熊本の戦績の不甲斐なさに閉口し、ローカルのスポーツ関係のニュースは見ないよう努めています。ですが、水俣病犠牲者慰霊式後に伊藤信太郎環境相と懇談した患者団体の発言が環境省職員によって打ち切られた一件については、憤りを覚える気持ちが収まらず、報道を追いかけています。今月26日に開かれる相思社(水俣病患者連合事務局を担当)の理事会にも出席しますが、本件についても議事に上ると思います。
本日(5月8日)の熊本日日新聞社会面では、本件をめぐる熊本県知事の対応について以下のように触れていました。「1日の懇談には、熊本県の木村敬知事や県幹部も出席。団体側の発言が打ち切られても、善処を求める言動は一切なかった。水俣病保健課は『環境省が運営している場に参加させてもらっている県として、何か言うことは難しい』と説明。懇談後の記者会見で木村知事は『忙しい大臣が例年通り時間をつくってくれた』と謝意を示した。」。見出しなしで記事本文の半ばに記されていましたので、大半の読者は見落とす可能性があるかもしれません。しかし、県民の権利を守ることをせず、来水した大臣に謝意を示す能しかなかった知事に阿ることなくその不甲斐なさの一端を晒してくれたように思います。
同じくけさの朝日新聞読者投稿欄(「声」)に、今春に31歳で東京都職員を早期退職した現在自営業の男性の投書が載っていて、興味深く読みました。それによると、投稿者は公務員時代の自身を「飼い犬」と評し、現在は「野良犬」としてエサは与えられなくとも本当の自由がある爽快さを語っていました。「野良犬も悪くない。」と文章は結ばれていて、25年間の会社員経験後に自由業に転じた私には共感できる内容でした。
この投稿と併せて先の地元紙の記事を読むと、まるで熊本県知事は環境大臣の「飼い犬」だなと、本当の「飼い主」である県民の一人として感じてしまいます。

利用者目線を忘れるな

昨日、地元首長が理事長の社会福祉法人の評議員会へ出席しました。この日の議案の1号と2号は、同法人の一つの事業を3月末で廃止することと、それに伴う定款の一部改正となっていました。議案書に書かれた廃止の提案理由は、「入所者減少に伴い、養護老人ホームと統合し経営の安定化を図るため。」といたって簡潔なものでした。議事においてもっと詳しい説明があるかなと期待しましたが、法人側からの発言は議案書の記載通りで終わり、質疑応答に入りました。
そこで、さっそく現在の入所者の処遇や廃止事業が対象としてきた入所者の新規募集の行方について質問を行いました。結果、現在の入所者全員を継続する事業で受け入れるという回答を得ました。継続事業では入所対象には本来ならない利用者も全体の20%以下なら特例で養護契約入所ができるということと、その範囲内で特例の新規入所も行われることも確認できました。
これが、株式会社の株主総会であれば、株主の議決権行使の参考書類として、事業廃止に伴う財務的影響のみならず顧客対応や社員雇用への影響について詳細な説明が行われるのが常識です。対外的なイメージ悪化がないのかについても株主へ理解を求める説明がつくされるのが常識です。
今回の社会福祉法人の評議員会は、まさに株主総会に相当する最高議決機関です。さらにいえば、評議員会へ上程する前には理事会審議が行われます。株式会社に例えると、業務執行責任者である取締役会がそれにあたります。理事会メンバーには首長や福祉部署の部長、厚生関係の委員を務める議員らが入っているわけですが、果たして理事会では廃止に伴う入所者や職員に対する影響を問う質問はなかったのか気になりましたし、冒頭に記したような提案理由の議案書を評議員会へ出すことに誰も異論を唱えなかったのかと疑問に思いました。
最近、ロアッソ熊本のホームゲーム当日の光の森駅-スタジアム間のシャトルバスが今季から前日正午までの予約申込制となり、乗車の使い勝手が非常に悪くなりました。これも利用者目線を完全に忘れた愚策極まりないもので、クラブの事業才覚の欠如を示す出来事でした。
本日あたりは株価が34年ぶりに最高値を更新したとメディアが浮かれていますが、これなんかもそれぞれのドルレート換算で出したら、まだ更新とはいえないわけで、目先の文字数字だけ見て実を見ないで過ごすバカがなんと多いものかと気が滅入るばかりです。
写真はニューヨーク証券取引所。2000年5月撮影。

アレではなくコレだ

「エッフェル姉さん」などと共に新語・流行語大賞2023にノミネートされた「アレ」について本日の朝日新聞教育・科学面に面白い記事が載っていました。言語学者の研究によると、指示詞の「あれ」や「これ」を表す単語は、世界的にあるそうです。しかも面白いことに、文化や地域が変わっても、対象物が自分から50センチ程度までの「手の届く範囲」を「これ」と表現する傾向が、世界共通ということでした。その意味では18年もリーグ優勝から遠ざかっていた阪神ファンにとっては、まさしく「アレ」であり、さらにその倍以上の38年ぶりの日本一は「アレのアレ」に違いなかったと言えます。記事は空間範囲についてしか触れてありませんでしたが、時間範囲で言えばぜひ来季から「コレ」を達成し続けてもらいたいと思います。1年前にJ1まであと1勝だったロアッソ熊本にしても昇格は「アレ」ではなく「コレ」なんではないでしょうか。
写真は記事と関係ありません。パリのエッフェル塔。1991年12月撮影。

経済人による社会科学的な知見も必要だ

あまり触れたくはないのですが、J2ロアッソ熊本が勝てません。前節は順位が20位まで下がりJ3降格圏寸前の位置にいます。こういうときは、良からぬ感情を鎮めるのに限ります。幸い先日鑑賞した「憧れの東洋陶磁」展の図録(大阪市立東洋陶磁美術館・九州国立博物館共同編集)が手元にあり、眺めているとずいぶん落ち着きました。この図録は展示品の写真と解説もさることながら、東洋陶磁全般の歴史、技法についても学ぶことができますし、コレクション充実に至った経緯を知ることもできます。大阪市立東洋陶磁美術館の収蔵品の目玉は安宅コレクションであるのはよく知られていますが、故安宅氏に限らず昔は優れたコレクターであり経済人としても秀でた人物がいて、今日の鑑賞者はその恩恵に与っています。
経済人の誰もが優れたコレクターになれるわけではありませんが、少なくとも経済人として平和をもたらす術について貢献できる可能性はあります。最近読んだ、クリストファー・ブラットマン著『戦争と交渉の経済学 人はなぜ戦うのか』(草思社、3400円+税、2023年)においては、宗教的対立による紛争が起こりづらい都市の特徴として商業による相互依存の例を挙げていました。たとえば、ネパールの南に接するインドのアヨーディヤーという都市では1992年、ヒンドゥー教徒の暴徒がイスラム教徒に襲いかかる宗教的な暴動が起き、イスラム教徒を中心に2000人が死亡したと推計されています。しかし、同じ年に、あるいはほかの年でも、宗教的な暴動が起きなかった都市があります。インド西部の沿岸部に位置するソームナートという都市では、中世以来何百年もイスラム教徒とヒンドゥー教徒は社会的に統合され、経済的に相互依存しています。ヒンドゥー教徒が、インド洋全体とつながりがあるイスラム教徒の貿易商人に都市に定住するよう促し、そのために土地まで提供して、巨大な織物市場が生まれました。彼らは、長い間、診療所を共有し、宗教間の協力団体を作り、宗教を問わず災害や貧困に苦しむ人々を救済する組織を運営してきました。一緒にジョイントベンチャーを起ち上げたり、一方が商品を製造し、もう一方がそれを輸出したりするといった、相補的な経済活動を行ってきました。
商業が平和を促進することについては、古来さまざまな思想家も指摘していると、上記書では紹介しています。「商業は、最も破壊的な偏見に対する治療薬である」(モンテスキュー)、「(国際貿易は)戦争のシステムを根絶する」(トマス・ペイン)、「(商業は)戦争に対抗する自然な力である個人的利益を強化し、増大させることで、戦争を時代遅れにする」(ジョン・スチュワート・ミル)。宗教的対立だけでなく国家間にも言える論理となります。
経済的交流が盛んであれば必然的に人や文化といった社会的交流も促進します。今回の福島第一原発の大量希釈汚染水の海洋放出問題に関しても、政治的感情や科学的安全性論にこだわりすぎて双方が経済的損失を出すだけになっています。陸上保管を続けた方が結果的に国益になるということを冷静に考えたがいいのではないかと思います。
写真は上海市内(1997年撮影)。

ホモサピエンスたる所以

川幡穂高著『気候変動と「日本人」20万年史』(岩波書店、2000円+税、2022年)は、古気候学や古環境学という学問分野があるということを知り、たいへん刺激的な本でした。海岸からさほど離れておらず、過去に浚渫や埋め立てが行われていない海底の表層堆積物を試料として酸素同位体比の化学分析を行い、過去の水温そして気温データ復元が可能となり、気候変動の歴史を知ることができるということでした。この同位体比分析の手法は、たとえば三角縁神獣鏡に含まれる鉛のそれを分析することで、出土品の産地の推定にも役立っています。日本人の由来については、ミトコンドリアやY染色体のDNA系統を追跡することで、その地理的起源が推定できます。文字記録が少ない時代の真実、つまり歴史の考証にいかに科学の知見が重要かという思いを持ちました。

現在の日本では移民・難民政策が大きな課題になっていますが、歴史をちょっと遡ると、移民や難民の存在が過去にもあったことがわかります。彼らの存在があってこそ、日本の存続に寄与した側面もあるといえます。水稲の遺伝子を追跡すると、弥生時代に来日して水稲栽培を伝えた人たちの故郷は、朝鮮半島よりも中国長江河口地域とみられます。日本の文明に貢献した人たちとしては奈良時代の渡来人(亡命者)たちが上げられ、今でいう高度人材といえます。

さらに歴史をさかのぼって出自を追っていくと、すべてはアフリカに通じます。現代の日本人も中国人もロシア人もホモサピエンスであることには変わりありません。著者は、ホモサピエンスの所以は「知恵」と「試行錯誤」と「協力と共有」と称しています。「試行錯誤」の最悪は戦争=環境破壊=人権蹂躙にほかなりません。大いに知恵を出し合う協力と平和の共有に努めたいと思います。

上記書のp.59には、「日本最古のホモ・サピエンスの遺跡は熊本県の石の本遺跡群で、年代は約3万7500年前を示す。」とあります。著者は、この最初のホモ・サピエンスは対馬ルートを経由して、日本に到達した可能性が高いと指摘しています。つまり、最初の「日本人」も、日本列島から湧いて出た生物ではなく、地続きだったアジア大陸からの移民でした。
同様に約2万3000年前までは日本列島にナウマンゾウが生息していたのも、氷期で海面が現在よりもずっと低く、大陸と列島が地続きだったからです。
それで、この石の本遺跡群はどこにあったのかというと、まさに熊本県立総合運動公園内にあります。発見のきっかけは第54回国民体育大会秋季主会場整備事業となっています。1999年の「くまもと未来国体」開催計画がなければ、これがわからなかったというのが、おもしろいですね。
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/15587

Jリーグのスタジアムでは、千葉や徳島が海面上昇(2050年までに24センチ!)により浸水リスクがあるそうです。
片や熊本は、日本最古のホモ・サピエンス遺跡の上に建つホームスタジアムを売りにしてみますか? 日本最古の移民タウン!?
https://www.asahi.com/articles/DA3S15647897.html

4年前の9月

4年前の9月は、ロアッソ熊本がJ2で低迷していて実際シーズン末にはJ3へ降格したもやもやした時期でした。
そして、沖縄県知事選の渦中の同県を旅行する機会がありました。安室奈美恵さんが引退コンサートを開いた会場近くのリゾートホテルで台風を体験したり、ひめゆり資料館や普天間基地近くの佐喜眞美術館を訪ねたりすることができました。
訪問13か月後に焼失した首里城と場内の展示品も強く印象に残っています。たまには訪ねてみると、日本をまた異なった視点で捉えられると思います。

全国高校選抜の結果

本日、気になったスポーツの結果は次の通り。
ウエイトリフティング・・・全国高校選抜 5位入賞 ○
サッカー・・・J3第3節 ロアッソ熊本 YS横浜と引き分け △
相撲・・・正代 負け越し ×
野球・・・タイガース 開幕3連勝 ◎

第36回全国高校選抜大会 3月28日の県勢の記録 会場:石川県金沢市 金沢市総合体育館
102㎏級 西田尚矢(熊本西2)S105、J136=県新、T241=5位・県新
熊本県最高記録表を更新しました。2021/3/28現在
https://attempt.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/03/kwarecord20210328.pdf

J 3開幕戦勝利

昨日から今季のJ3リーグが始まりました。日々の生活の中でおそらく1000分の1は思いをはせるストレスの種です。幸い開幕戦は勝利しましたが、ストレス指数は勝ち負けに関係のない厄介な代物です。仕事の一部としてかかわっていたかつてよりはウエイトが減りましたが、これが2005年から続いているかと思うと、感慨深くもなります。

じゃがいも収穫

J3のロアッソ熊本は昨日ゲーム終了時点で残り2試合を残していますが、J2昇格の残り1枠となる2位との勝ち点差が7となり、今季の昇格復帰はなりませんでした。昨年同様リーグ後半戦にめっぽう弱いのでどうしようもありません。その残念さを払拭しようと、午前中、遊休農地解消活動の一環で農業委員らが作付けしたジャガイモの収穫に行ってきました。農地近くの保育園児らも参加して子供たちが大きいイモをたくさん持ち帰りました。おかげで委員の持ち帰り分はわずかなものでしたが、子どもたちに喜んでもらえたのが何よりでした。

残り10ゲーム

今季のJ3も残り10ゲームとなりました。1位の秋田は依然無敗を続けていて2位との勝ち点がずいぶん開いてしまいました。したがって、J2昇格枠は2位の1枠を争う形となっています。ロアッソ熊本は24節を終えてなんとか2位に食い込んでいます。残り全勝で復帰を果たしてほしいものです。

前季の轍を踏むな

J3ロアッソ熊本がリーグ後半戦に入り3連敗と勝ち点を積み上げられないでいます。昨日の敗戦で昇格圏外の3位に後退してしまいました。前季も前半は首位で折り返しながら昇格を逃してしまいましたので、その轍を踏んでいるようでやきもきしています。正代の優勝と昇進、阿蘇への国道開通と少し明るいニュースも出てきたところに水を差す戦いぶりです。ぜひ跳ね上がってもらいたいものです。

スポーツ観戦日和

現在J3で昇格圏内の単独2位に付けているロアッソ熊本のゲームが午後2時からあります。リーグ後半戦の初戦となりますが、勢いを続けてぜひ勝ってもらいたいと思います。そのゲーム終了後は大相撲の結果が気になります。地元出身力士の優勝と大関昇進が期待されます。どちらもワクワクする出来事です。

過去を見ないで今の理解はできない

昨夜はJ3ロアッソ熊本の岐阜とのアウェイゲームをネット速報観戦しました。残念ながら開幕からの5連勝とはならず、今季初敗戦となりました。順位は秋田と勝ち点3差で2位となっています。現在首位の秋田は、2017シーズンにJ3優勝したのですが、当時はJ2ライセンスを持たなかったため、そのときJ2からJ3への降格圏内にあったロアッソは辛くも残留できた恩義があります。しかし、翌シーズンに結局のところ降格し、現在2季ぶりのJ2復帰を目指しています。秋田は2018シーズンからJ2ライセンスが交付されましたから、今季秋田と熊本が共に昇格できればと思っています。それにしても、つい3年前にもならないこうしたいきさつを私たちはつい忘れがちです。
いかに普段の私たちが過去を忘れて今の状況に対して何の疑問も持たず過ごしているかということを、少し学習してみればすごく気づかされます。今読みかけなのは、放送大学テキストの『法学入門』ですが、現行法の基本概念の解説というよりは、時代や地域を広く見渡して法や権利の成立から考える組み立てとなっています。たとえば法律系の資格試験の学習となると、現行法を要件事実にあてはめてそれが妥当かどうかだけを考えてしまいます。つまり現行法を絶対視しまいがちです。しかし、本書では、今私たちが生きている社会において「あるべき法」とは何か、という視点を大切にしています。そのためには歴史的経緯、地域や民族、宗教の違いについても理解しなければなりません。すぐれて政治哲学的な問題に帰結すると思います。
一例を上げると、イスラム法(本書では「イスラーム法」と表記)について私も含めて一般の人がどの程度の知識を持ち合わせているでしょうか。イスラムとは、唯一神アッラーとその預言者であり使途であるムハンマドを信じ、聖典クルーアーンに従って生きることを説く7世紀に成立した宗教です。ユダヤ教やキリスト教の成立よりははるかに新しい宗教です。イスラム教の世界では、そこでの規範がすなわちイスラム法という宗教法であり、違反行為に対する制裁が現世のみでなく、来世にも予定されています。来世までも律せられる法があるというのは、西欧発の近代法になじんでいる現代の人から見ると、それだけで驚きだと思います。それと、イスラム教の宗派の違いはイスラム共同体の正当な統治者であるカリフの資格に係る議論から出てきますが、13世紀にはチンギス・ハーンの孫の勢力によってカリフが殺害されて、カリフが不在となる歴史があったことも知っておくことが必要だと思います。もっとも、現代のイスラム世界には、そのほとんどがヨーロッパ列強に植民地化された歴史がありますから、近代法が導入されています。したがって、宗教法がストレートに適用されているのではなく、いくつかのイスラム国家では国内法においてイスラム的価値観が反映されています。
価値観の違いは、先に挙げたイスラム以外にも歴史上いくらでもあります。清朝時代の中国がアヘン戦争でイギリスに敗北し、不平等な南京条約を結ばされ、莫大な賠償金と共に香港島が割譲されたというのが、日本の歴史教科書でも定番の記述であり、現在の国際法の枠組みではありえない中国にとっては屈辱的な歴史上の事件といえるかもしれません。ですが、その南京条約の漢語原文にあたってみると、敗北した清朝の中華思想が見え隠れするという研究者の指摘もあるそうです。言い換えると、遠路はるばるとやってくる英国の商船が往々にして損壊しその補修が必要であるため、それほどの困難に直面している英国商船を憐れみ、中華の皇帝が恩情を示す形で香港島を「給予」(与える)すると、読み取れるといいます。中華思想とは、もっとも徳の高い人物が天命を受けて世界の中心たる中華に君臨して世界を統治し、その周辺に生きる異民族はその中華の徳を慕い朝貢するものとされた、近代国際法とは何の関係もなく成立した世界観です。近代国際法を前提としない清朝と近代国際法で動いているイギリスとが向き合って結んだ条約のいびつさを注目してみると、現代の中国の思想・行動原理も残滓があるように思えます。
イスラムと中国について触れましたが、日本における法と権利の成立過程もたいへん興味深いものがあります。江戸時代の日本も公権力が私人を裁く刑法といった法はありましたが、そもそも権利、私権というものはなく、今でいう民事訴訟の制度もないに等しい時代でした。権利という訳語自体は中国経由で西欧から伝わりました。明治期にフランス民法典の翻訳作業のなかで「民権」という訳語を学者が試みたところ、政府関係者から「民に権があるとは何事か」と批判を受けたエピソードが残っているぐらいです。権利利益の実現と現代では軽く口にしますが、歴史的には権利を手にすることはここ日本においても随分新しいことということを意識します。

シーズン末

明日がJ3の最終節です。ロアッソ熊本のj2復帰は来シーズンに持ち越しとなりそうです。1戦、2戦の取りこぼしが天と地ほどの分かれ目になることを痛感させられた1年でした。競技種目は異なりますが、5日から明日まで上尾市で全日本学生新人ウエイトリフティング選手権大会が開かれています。熊本県出身の選手はわずかですが、それぞれ頑張っているようです。県最高記録をどんどん更新してほしいと思います。

J2復帰に暗雲

1シーズンでのJ2復帰を目指すロアッソ熊本のJ3第30節は首位北九州との勝ち点差を縮められず残り4試合での2位との勝ち点差は6に開いてしまいました。たとえ2位チームと勝ち点で並んでも得失点差で負けていますから、熊本が残り全勝、2位が残り全敗のペースでないと、復帰は難しい情勢です。現在首位の北九州も2016年シーズンに降格し、3期ぶりの復帰が期待できるところまで耐えたのですが、その気力が熊本にあるのか、かなり心配です。

J3のゲームも捨てたものではない

当社のような小規模企業でも7月の頭は納税や社会保険料・労働保険料の算定届けがあったりする面倒な時期です。そんなうっぷんを昨夜のロアッソ熊本のゲームは晴らしてくれました(群馬と対戦し2-1で逆転勝ち)。特に大卒ルーキーの活躍は頼もしいです。スピード感があり、ボールをとことん追う姿勢は清々しい限りです。J3にはJ1クラブのU23 チームが3つも参戦している通り若い選手がゲームでは躍動しています。ロアッソ熊本設立以来応援していますが、年の離れた弟格の選手の集団のイメージから最近は自分の息子世代のイメージになってきていることもあって、見守り方が違ってきたのかなとも思います。とにかく首位を保つこと。今週の天皇杯鳥栖戦も勝利を期待しています。

いじめと探偵

昨夜のロアッソ熊本のJ3公式戦4連勝を速報観戦して気分が良かったところに視聴した、NHKスペシャル「シリーズ 子どもの“声なき声” 第1回  いじめと探偵 ~行き場を失った“助けて”~」は、あまりにも衝撃的でした。学校や教育委員会へ声を上げても取り合ってくれないという現実を確信しました。いじめに苦しむ子どもたちの中には自ら命を絶つ悲劇も続いています。これは何とかしなければならない深刻な安全保障問題なのではないかと思います。近隣国の脅威を煽り米国の軍需産業から欠陥品を爆買いする前に自国民の子どもを多数見殺しにしておいていいのか怒りが湧いてきます。番組に出ていた探偵社では、いじめ調査については基本無償で行っておられるということで、その行動力には頭が下がりました。亡くなられた子どもの命は取り返しができませんが、今も進行中のいじめはあると思います。それをどう止めて救っていくのか、番組で紹介していた行動手法については、たいへん参考になりました。

J3開幕

J3が開幕しました。ロアッソの初戦はホームで長野とでした。2度先行され辛くも2度同点に追いつきました。ゲームスコアを見る限りではスリルがあったかもしれませんが、J2への復帰が至上課題なので満足はできません。スタジアムへは行きませんでした。くまモンは自治体のキャラクターということで、今季からユニフォームにプリントできなくなりました。はたして、くまモンのスタジアム応援はどうなったのでしょうか。

花粉症の季節

Jリーグ開幕に向けたニュースが出始めるころから鼻がもぞもぞしたり、目がしぱしぱしたりと、不快な季節になります。こんな時は屋内でじっとしていたいものですが、なんやかやと行事があり、午前中は出ていました。今年は、そのJリーグのスタジアム観戦も控えようと思います。2シーズンも結果が裏切られたので、一度突き放してみてみたいと思います。それでだめならだめですし、復帰したらこちらもサポートを続けます。