科学史が専門の隠岐さや香氏が、フランスの社会運動家兼デザイナーのジェフリー・ドルヌ氏が作成している「ファシズム・メーター」を朝日新聞コメントプラスで紹介していました。社会の危険な兆候をランキングした表となっていて、下に行くほど深刻度が上がっていきます。国政に限らず企業や学校などさまざまな組織の病気の重さを計測する指標にも応用できそうですね。
自由と参加(=ファシズムから遠い、安全な状態)
1.多元主義(複数の違う立場が見える状態)と権力抑制の尊重
2.自由で独立した報道がある
3.集会・デモの権利の保障がある
4.文化と教育への公平なアクセスがある
5.独立した司法がある
警戒すべき段階
6.治安・安全保障言説が恒常化する
7.「あなたの安全のため」という名目の大規模監視
8.偽情報の流布と穏健なプロパガンダ
9.労働組合・市民団体の権利縮小
10.文化的・学問的検閲が起きる
露骨な権威主義段階
11.内なる敵を指定する言説がある
12.国民史の書き換えが試みられる
13.少数者・ジャーナリストに抑圧がある
14.警察が暴力を奮っても処罰されない
15.日常的な排外的アイデンティティ・ナショナリズムの主張
16.権力の個人化が起きる
能動的ファシズム段階
17.民兵組織、政治的な暴力、指導者崇拝の横行
18.批判的組織の禁止が起きる
19.司法とメディアの統制が起きる
20.反対派の逮捕が起きる
21.「純化」や「道徳的立て直し」への呼びかけ
22.反対派の国外追放・排除