社会福祉」カテゴリーアーカイブ

小先生にはなるな

さまざまな経歴を持つ構成員からなる団体の月例会議に午前中参加していました。地域社会の話題の中で教員出身の住民で認知症状態にある方が多いということでした。あくまでも印象ですから、具体的データに基づいた話題ではありませんが、私もそうした住民に出会った経験があるので、まったく的外れでもないなと思いました。現役を退いた後、気位が高くて近隣と交流がない方は確かにそうなりやすいと思います。地元出身で、幼馴染と気軽に付き合えるといいのですが、それが苦手だと難しいかもしれません。新興住宅の地区だとなおさらです。先生でもないのに先生と呼ばれることに慣れると、素直でなくなりますし、独善性が高まります。始末が悪いのは、グループの構成員同士で先生と呼び合う関係の団体もそうです。話してみると価値観が時代とずれている例や連絡手段が前近代的であったりする例など、これまたそうした場に遭遇した経験がありますので、十分気を付けたいと思います。
写真は、1989年5月撮影のロシア・サンクトペテルブルクの街角風景。中央にトロリーバスが写っています。当時の日本国内は女子差別撤廃条約を批准して男女雇用機会均等法が施行されてまだ数年という時期。片やロシア(当時:ソ連)国内の地下鉄やバスの運転手は女性の方がはるかに多い印象でした。それだけ若い男性が軍隊という職場に囲われる経済効率の悪さの裏返しという側面もあって男女同権というよりは職域すみ分けという考え方もあるかもしれません。ところで、トロリーバスから降車したいときは、車内に張り巡らされているヒモを引っ張るとベルが鳴って知らせる仕組みでした。地下鉄はどこまでいっても当時のレートで5円か10円という安さでした。

開業11周年

本日は行政書士開業11周年にあたります。地域住民と地方行政をつなぎ、双方の利益実現に貢献できる点では、かなり意義のある役目を担っている自負があります。明・清代の中国には、「郷紳」と称する存在がありました。ここの良い面にならってみるのもいいかなと常々思っています。
写真は、香港が中国へ返還された年の1997年の上海。

事業復活支援金オンライン申請

新型コロナの影響を受けた事業者向け支援策として一昨年の持続化給付金の第2弾ともいうべき事業復活支援金の申請が受け付けられています。当方も個人事業者と中小法人のそれぞれで給付対象となりましたので、申請することとしました。ただし、今回は登録支援機関による事前確認を受けることが要件となっていましたので、その経験も含めて体験記として投稿してみます。
まず、申請のスケジュール感としては、以下の通りでした。
事前確認(個人事業者・中小法人)・・・3月12日(土)夕方。
オンライン申請(個人事業者・中小法人)・・・3月12日(土)夜。
追加対応連絡(個人事業者・中小法人)・・・3月13日(日)午前。
修正・再申請(個人事業者・中小法人)・・・3月13日(日)午後。
修正内容確認中(個人事業者・中小法人)・・・3月14日(月)午前。
お振り込み手続き中(個人事業者)・・・3月14日(月)午後。
お振り込み手続き中(中小法人)・・・3月15日(火)午前。
入金(個人事業者)・・・3月17日(木)。 ※2022.3.17追記
入金(中小法人)・・・3月18日(金)。 ※2022.3.18追記
以上の通り、土日も申請処理が行われていて、その進み具合がマイページより確認できるのが、持続化給付金のときと比べて大きな変化でした。修正を求められた点についていえば、申請リーフレットの説明では誤解しやすい表記でしたし、申請サイトでの説明表記との整合がほしい点もありました。

首都圏の葬儀事情

これまでなんとなく耳にしていましたが、首都圏での火葬待ちの日数は1週間がざらのようで、年末年始などは10日間に及ぶこともあるそうです。今回、親族の葬儀に際しても火葬が死去から1週間後の午前10時となりました。このため告別式も午前8時という早い時間に行うこととなりました。幸い参列は近親者だけに限りましたので、それで問題にはなりませんでしたが、何かとたいへんな葬儀事情の一端を知ることができました。写真は火葬施設が面する海岸から撮ったものです。

浅はかなデジタル万能論はご免だ

ヴァージニア・ユーバンクス著の『格差の自動化』(人文書院、2800円+税、2021年)を読むと、それは米国におけるデジタル監視社会のありようを考察したものですが、米国と政治的に対立している中国でも同じような姿があるかもしれないし、なんとなくデジタル化を進めている日本でも警戒しなければいけない動きだと思いました。解説を寄せている堤未果氏の言葉を借りれば「浅はかなデジタル万能論と現実との乖離がもたらす危機への警鐘」の書ということになるかと思います。ハイテクツールを使って貧困者のデータベースを作り特定し処罰することにしかならないのであれば、塀が見えない監護施設に閉じ込めて捨て置くのと同じというわけです。日本国内でもコロナ禍でのさまざまな給付金のオンライン申請において理由が不明なまま支給が行われなかったり、電話がつながっても担当者が申請書類の中身に全然通じていなかったりしたという例をずいぶん見聞しましたが、おそらくそれに似たデジタルシステムが米国でも流通しているように感じました。今度のデジタル庁の面々も本当に国民のためになるツールとは何なのかを考えられる能力をもった人材で構成されているのか、見極めないとやってる感だけの浪費官庁に成り下がる可能性があります。

親ガチャと格差の自動化

今年から目にするようになった用語に「親ガチャ」なるものがあります。子どもの貧困が、子どもが選べない親の経済力などの資質に起因することを受けて、自分の親の当たりはずれを揶揄する表現としてあるようです。確かにさまざまな先行研究で親の学歴や蔵書数の違いが子どもの学歴の高さと比例する関係にはあります。結論から言えば、どのような親の子どもとして生まれてきても教育や福祉の機会が受けられる社会創造に政治(立法と行政)の役割があり、その実現に向けて子どもの有無にかかわらず大人が行動する責任があります。表紙の写真は次に読む本で、サブタイトルには、「デジタル化がどのように貧困者をプロファイルし、取締り、処罰するか」とあります。米国の警察モノのTVドラマでは、犯罪発生後に市民の個人情報が捜査当局にいとも簡単に把握され、容疑者や証人の確保に役立つシーンがしばしば登場します。その点では、米国と対立する権威主義国家と同様以上の管理社会の姿が見えてきます。所得の再分配に寄与するデジタル化なら理解できますが、支配を容易にすることだけなら考えものです。

ロボットを使いこなせるか

令和3年度(2021年度)介護職員勤務環境改善事業(介護ロボット)補助金の募集についての情報が出ていました。ロボットを使いこなせるか気になるところです。AIやロボット技術に使われる人も出てくる時代となりました。

以下熊本県HPより引用してお知らせします。
介護従事者の身体的な負担の軽減や業務の効率化を図るため、介護ロボットの導入に係る経費を補助する「令和3年度(2021年度)介護職員勤務環境改善支援事業費(介護ロボット)補助金」の補助対象事業者を募集します。
つきましては、介護現場の負担軽減や業務の効率化のため、本事業を活用いただきますようお願いします。
補助対象事業者
熊本県内にある介護保険施設・事業所(熊本市含む。)
補助対象機器等
○ 以下の要件をすべて満たすロボット
・ 移乗支援、排せつ支援、入浴支援、見守り支援、介護業務支援などのいずれかの場面において使用され、従事者の負担軽減効果があること。
・ 経済産業省が行う「ロボット介護機器開発・導入促進事業」(平成30年度からは「ロボット介護機器開発・導入促進事業」)において採択されたロボット、または、センサー等により外界や自己の状況を認識し、これらによって得られた情報を解析し、分析し、その結果に応じた動作を行うロボットであること。
・ 販売価格が公表されており、一般に購入できる状態にあること。
○ 見守り機器の導入に伴う通信環境整備
補助対象経費
介護ロボットの購入に要する経費、見守り機器の導入に伴う通信環境整備に係る経費
ただし、設置工事費、通信費、メンテナンス費、保険費及び消費税は除く。
(※見守り機器の導入に伴う通信環境整備については、配線工事等の工事費も対象)
補助金額等
移乗・入浴支援ロボットの補助上限は100万円
(移乗・入浴支援以外の補助上限は30万円)
見守り機器の導入に伴う通信環境整備の補助上限は150万円
※補助率は一定の条件を満たす場合は4分の3
(満たさない場合は2分の1)
※詳細は、「補助金の実施について」をご覧ください。
補助対象の限度台数
利用定員を10で除した数(※小数点以下切上げ)
例)利用定員が29人の場合 式:29÷10=2.9 → 3台
申請手続等
○ 受付期間
令和3年(2021年)6月7日月曜日から同年7月7日水曜日まで(※消印有効)
詳細は
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/32/97634.html

8月に県内でも大規模接種センターが開設

熊本県内では大規模接種センターが開設されていませんでしたが、昨日、県が発表したところによると、8月に益城町のグランメッセ熊本内にできるようです。まずは地元で7月中旬以降に始まる64歳以下の接種予約が先にできればいいのですが、考慮に入れておきます。

以老制老

本日も高齢者向けコロナワクチン接種予約が9時からあったのですが、500人枠が30分で埋まったと市で発表がありました。たまたま市役所を訪ねる用があったのですが、正面入口横の屋外にテントが張られシルバー人材センターから派遣されたとみられる男性2人が立っていました。脇には市役所ではワクチン予約受付を行っていない旨を大書した看板がありました。予約が取れないため市役所へ向かう市民を制するために設けられているのだと気づきました。夷荻を以って夷荻を制する兵法にならった作戦に驚きました。やがて以老攻老となるかもしれません。

ワクチン接種予約で国民は何を思うか

多くの市町村で本日から高齢者を対象とする新型コロナワクチン接種の予約が始まりました。高齢者を家族にかかえる家庭では朝から予約確保に忙しかったことだろうと思います。電話は通信会社が着信制限をかけていることから最初から断念し、インターネットでの予約を試みました。しかし、アクセス制限で予約ページが開かなかったり、アクセスできても操作途中でページ遷移がうまくいかずにエラー表示が出たりと苦戦を強いられました。それでもなんとか完了にたどり着いたのですが、予約を断念した家庭も多かったかもしれません。受付については予約者・自治体双方にとってもっといい方法がなかったのかと思いますし、今回のことで行政に対する不満や不信が出てきそうな気がします。仕事ができる行政となるためにはどうしたらいいのか。

レベル5厳戒警報の影響

新型コロナウイルス感染症対策に係る熊本県リスクレベルが最高基準である「レベル5厳戒警報」に引きあげられたことに伴い、地元市の公共施設が本日から5月末まで休館となりました。その影響で地区内の各種団体の総会行事が昨年に引き続いて開催できずに、書面決議の形をとらなくてはならなくなりました。こんな調子で事業運営が進むとなると、共助の活動も停滞してしまう感じです。

避難行動要支援者名簿について

災害対策基本法の規定により、市町村によって避難行動要支援者名簿の作成、名簿情報の避難支援等関係者への提供等が求められています。この規定の施行は2014年4月からで、消防庁の調査によると、熊本県下の全市町村において2019年6月1日現在、名簿の作成等は行われています。ただし、これらの名簿の更新(追加・変更・削除)が重要で、これはほとんどの市町村で民生委員が行っているようです。登録にあたって要支援者の要件は限定されていません。単身世帯でなくとも登録できます。高齢者や障碍者でなくとも登録できます。普段元気に暮らしていてもまったく身寄りがない人こそ災害時の安否確認は困難ですから、そうした場合でも本人の希望があれば、登録可能です。

昨日見たドクターヘリ

きのうは外国人のための無料相談会に赴いていましたが、相談に訪れた方はゼロでした。コロナ禍にあって在留資格についてよりも生活福祉のために力になりたい部分が多々あり、それらの関連情報が支援を要する外国人住民に伝わっているか心配です。住民税非課税世帯にあっては生活小口資金の返済も免除される見通しとの報道もありました。ぜひ活用してほしいと思います。相談会が終わって熊本城前電停にいたら頭上をドクターヘリが飛んで国立病院へ向かっていました。本日の報道によると、ヘリ搬送されたのは、虐待を受けた幼児ということでした。子どもからすれば親をえらべないこととはいえまったくもって許されない犯罪です。

明日は相談員

熊本県独自の緊急事態宣言が発令されて熊本市有施設の開館時間が短縮化されています。各種行事も中止が相次いでいます。明日午後に熊本市国際交流会館で外国人のための行政書士による相談に携わります。在留資格関係以外に生活福祉にかかわる不安もあるかと思いますから、そのあたりの支援制度の案内にも努めたいと思います。

生活福祉資金特例貸付等の支援制度

地元市の社会福祉協議会の評議員会に出席しました。その際に紹介があったのですが、社協が窓口となって新型コロナウイルス感染症による休業や失業等により一時的に収入が減少した世帯を対象にした生活福祉資金等特例貸付等の支援が実施されています。金額的には小口ですが、無利子で保証人も不要です。昨春から今年3月末までの受付となっていますが、本日までに熊本地震時並みの申請があっているということでした。

何から手をつけるべきか

相変わらず『胎児性水俣病患者たちはどう生きていくか』を読んでいます。何度も記しますが、重たいテーマです。本書では、患者認定された胎児性患者の自立について問うていますが、同じ世代の患者であっても行政が認定しないために、司法認定を求めて今も裁判で闘っている人がいます。認定されても救いにはならないのですが、同時期に同じような生活歴がある人が認定もされず棄てられたままとなっている現実もあります。支援に順番をつけるのはできませんが、問題を提起し一人ひとりの尊厳を回復するには多くの力を必要とします。これは誰かがやらなければ永遠に棄てられる話です。

障害者の自立

引き続き『胎児性水俣病患者たちはどう生きていくか』を読んでいます。章ごとのページ数はさほど多くはないのですが、読みながら立ち止まさせられる重い本です。補償や支援が不十分なせいでそのことに目を奪われがちでしたが、生まれながらにして患者である人たちの声をどれほど聴いてきたのか、心もとなく思います。労働コロニーを目指してスタートした相思社も最初は患者も職員としていましたが、今は姿を変えてきています。胎児性患者も高齢化していていわゆる生産人口の世代から脱していくようになります。自立について取り組まないまま問題を消滅させることになりかねません。

研究の動機

『胎児性水俣病患者たちはどう生きていくか』を読んでいます。考えてみれば胎児性水俣病患者の自立についての研究をして食べていけるか不安ではないかと思います。研究してもどこからか高い報酬が得られるとは限りませんし、ポストに恵まれるとも限りません。こうした書籍に触れるときに著者の研究の動機はなんだったのか気になります。

高齢者宅訪問

地区の福祉活動の一環で高齢者宅を訪問しました。訪問とは言っても現在のコロナ禍にあっては玄関先で顔色をうかがう程度です。こうした時期ですので、最近は自宅訪問型の悪質商法は少ないようですが、どのような手口が増えるのか、それはそれで気になるところです。一昨日開かれた市の養護老人ホームと軽費老人ホームがそれぞれ定員割れしているということでしたので、入居者募集の案内を活動参加者に周知しました。