異動の時期ならでは

選挙に際しての有権者の条件は、まず年齢があります。投票日の翌日までに年齢18歳以上の人が有権者となります。次に告示日の前日の3カ月前から引き続き3カ月以上投票区内に住所を有する人が有権者となります。以上の人が選挙人名簿に掲載されています。しかし、選挙の種類によって転出者の投票可否が異なります。県知事選挙の場合、転出後4カ月未満の人で、県外に転出したのであれば、転出した日の翌日以降は投票できませんが、転出しても転出先に転入前であれば、転出地が確定していないので投票できます。しかし、転入届けは転出してから2週間以内に届け出が必要です。県知事選挙の場合、転出後4カ月未満の人で、県内に転出したのであれば、県内に引き続き住所を有することが確認できたら投票ができます。特に年度の変わり目の時期は異動の季節ですので、こうした例が多く発生します。

記名式と記号式

投票については、候補者名等を記入させる記名式と、○を付けさせる記号式とかあります。今回の県知事選挙の投票日当日においては、記号式投票になります。記入台に置いてあるスタンプを使ってもいいですし、感染が気になる方は筆記具を持参して○を付けてもかまいません。よく期日前投票では記号式ではないのかというお尋ねがあるようですが、期日前投票は告示日翌日から始まりますので、候補者名を印刷した投票用紙を用意する時間がありませんので、どうしても記名式になります。

点字投票について

視覚障害者が投票する場合、点字投票も可能です。候補者名を点字で表記した一覧表を基に点字専用の投票用紙に点字器で打刻してもらい、その投票用紙を専用封筒に収めて投票してもらいます。投票先の秘密を守りたい選挙人は、こちらの投票方法を選ぶ傾向にありますが、補助者に記名してもらう代理投票も補助者には守秘義務が課せられていますから、代理投票を利用する選挙人が多いように感じます。

代理投票について

投票に際しては選挙人(有権者)自身が投票用紙に一人の候補者名を記入することになっています。たとえ家族であっても交付された投票用紙に本人に代わって記入することはできません。それを認めると、本当に本人の意思による投票かわからなくなります。一人一票に反します。そこで、たとえば選挙人本人が手を怪我していて筆記が不自由であれば、投票所の事務従事者に代筆を依頼することができます。投票管理者は事務従事者2名を補助者として選任し、選挙人の投票先をその2人に確認させ、代理投票をさせることができます。

不在者投票について

期日前投票の制度が始まる前は、不在者投票といっていましたので、今でも期日前投票のことを不在者投票と呼ぶ有権者が多いですが、現在の不在者投票は内容が異なりますし、いろんなケースがあります。たとえば病院や老人ホーム内で施設管理者が不在者投票所管理者として施設内で入院中・入所中の有権者に投票してもらう不在者投票があります。事前に施設管理者が選挙管理委員会へまとめて不在者投票用紙を請求し、施設内で投票を行わせて、遅くとも投票日前日までに選挙管理委員会へ不在者投票用紙を提出させるやり方です。有権者個人個人が滞在先へ不在者投票用紙が届くよう請求し、投票資格証明書と共に滞在先の選挙管理委員会へ提出するやり方の不在者投票があります。さらに、投票日翌日までには18歳へ到達するけれども、期日前投票を希望する時点では18歳に未到達の有権者は、期日前投票所の投票箱へ投票することはできず、不在者投票をしてもらいます。選挙管理委員会で投票用紙を預かり、投票日当日に指定投票所の投票管理者が投票箱へ入れることを行います。

期日前投票所

今回の知事選から地元の市選挙管理委員会ではショッピングモール内に期日前投票所を設けました。一般に公共施設内に設けられることが多いのですが、民間商業施設内に設けられるのは県内でも珍しい試みです。少しでも投票率がアップすることを期待しています。

裁く資質に欠けている

昨日、胎児・小児期にメチル水銀の影響を受けた水俣病被害者8人による損害賠償訴訟の福岡高裁判決が出ました。一審では認められた3人も含めて8人全員の請求が棄却されました。朝日新聞の解説で書かれている通り、この判決に従えば、すでに認定された患者も認定されないことになり、被害の実態をとにかく歪めて矮小化してきた原因企業や国・県に追随するものです。裁く資質に疑いが大いにある結果となり、司法不信の汚点を歴史に刻んでしまったと思います。

その人に職業倫理はあるか

有馬澄雄責任編集『〈水俣病〉Y氏裁決放置事件資料集 』(弦書房、3000円+税、2020年)を読み進めています。登場する行政官や医学者の職業倫理について考えさせられます。彼らがもし本書を手にする機会があれば、自分の職業人生に誇りを持てるのか、問い質したい気持ちになります。肩書に溺れることしか能がない人生だったとしたら悔い改めてもらいたいと思います。

クズ公務員の記録

3月25日に福岡市内にある出版社の弦書房より『〈水俣病〉Y氏裁決放置事件資料集 』が刊行されます。これは、本来は行政の運用の誤りを糺し、国民の正当な権利を実現する、行政不服審査制度を破壊した公務員の恥ずべき行為を記録した資料集となっています。まず、訴訟に例えれば裁判官役の環境庁(当時)が判決にあたる裁決を出す前に、被告役である熊本県へその内容のお伺いを立てていたという不公正な関係が断罪されなければなりません。何度も裁決が準備されながら、熊本県による狂信的妨害に遭い、認容裁決を原告役の被害者遺族へ出さずに放置した不法・怠慢もあります。地方自治体が存在する目的は住民の福祉の増進にありますが、それを妨害した当時の担当者を追及する必要があります。
【出版社の紹介文引用】〈水俣病〉救済制度の正体をあぶり出す資料193点。ひとりの男性(Y氏、1980年死去)が、1974年に水俣病認定申請、さらに1979年の申請棄却処分からその棄却処分取消しを求めて、行政不服審査を請求した。1999年に環境庁と熊本県から水俣病と認定されるまでの経過と真相、責任の所在を明らかにする。従来、ブラックボックスとなっていたY氏の審理に関する環境庁と熊本県のやりとりを示す内部資料(申入書、診断書、弁明書、裁決書等)をすべて収録。1999年1月19日「環境庁は水俣病をめぐる男性の行政不服審査請求において、水俣病と認める裁決を遺族に交付せず放置していた」と報じた新聞記事がなければ政治決着の流れの中で、闇の中へ葬り去られたままだった裁決放置事件を、いま再び問い直す。  誰のための救済制度なのか。

 

御用なんたらを判別する

新型コロナウイルス感染症対策をめぐって特定の報道番組を名指しして政府が反論を述べるということがありました。報道委縮を懸念する向きもありますが、むしろ名指しされた番組がそれだけ痛いところを衝いていたわけで名誉なことだと思います。番組には日頃、御用学者や御用ジャーナリストなどさまざな御用コメンテーターが登場します。これは歴史の常です。何が真実かを見極めるためにもこうした視点は必要です。

入国制限の意味は

3月から在留期間延長の手続きが満了日の1か月後以内までと延長されました。一方で中国韓国からの入国制限もとられています。しかし、これが感染症防止に効果的だとは思えません。むしろ、経済や社会生活上での損害を大きくする弊害の方が深刻な気がします。発症したと分かっている人がわざわざ入国するとは思われませんし、もともと日本の感染状況がひどいと考える人は、わざわざ入国する動機が欠けると思います。仮に感染しても早く検査ができる体制がなければ、海外から人はやって来ないでしょう。

書面決議流行り

通常ですとさまざまな団体の理事会や評議員会が開かれる時期ですが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、会議を開かず書面決議となるケースが多いように感じます。書面だと、やはり質問や提言は出しにくくなります。いいのか悪いのか、緊張感に欠けることを考えると、望ましくはないと思います。

区費支払い

本日は地元行政区の区費納入日とあって朝から支払いへ行きました。ご多分に漏れず役員さんたちはマスク着用で住民側も納入したらそそくさと引き上げていきました。来月は総会が開かれる予定なのですが、年1回の意見集約の機会が無事提供されるのか、なんとも悩ましい事態です。

ちぐはぐ感

学校が休校になって、よりスペースが狭い学童保育の時間が延びたり、授業もないのに学校内で学童保育を行ったり、学習もせず外で遊ぶ子どもが増えたりと、ちぐはぐというか現場を知らない人も思いつきが多いと思います。水際対策も効果より経済打撃の弊害が大きいのではと思います。

鉛筆持ち込み可

本日から県知事選挙の期日前投票所が各地で開きました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、定期的な記入台・筆記用具のアルコール消毒や換気が行われます。接触感染を心配する有権者の方は、自分の鉛筆を持ち込んで記名(当日は○印)投票できます。

延期中止相次ぐ

このところさまざまな予定の延期中止に振り回されました。実施されるものについても、さまざまな側面からの対応が必要となり、いろいろ思案が求められました。大学卒業式を迎える家族がいますが、それについても学部代表者だけが出席する変則的な運営になることが昨日発表されました。またその決定にいたるまでに退官する教授の最終講義などの行事が軒並み延期中止に追い込まれており、関係者は無念だろうと思います。なんかこの流れが4月、5月まではあるような気がします。

なんとも複雑

延期なしとなった今回の知事選。その理由は、延期によるコスト増回避のようです。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、外出を控えるよう求められている状況下では、投票率アップの啓発運動も場違い感があり、取りやめとなりました。万一、選挙事務従事者や投票した選挙人の感染が確認されたら、投票所を閉じる必要が出てきます。逆に閉じなければ、選挙事務従事者や選挙人に対する安全配慮義務違反を市町村が問われかねません。なんとも複雑です。

はちみつレモン

家庭菜園で収穫したレモンで毎日のようにはちみつレモンを作り飲んでいます。喉をからして咳払いするのも憚れるので気を付けています。