知らずに語るのはみっともない

まだ『アジアびとの風姿』を読んでいます。主に明治期からアジア・太平洋戦争までの間に中国や台湾、朝鮮・韓国と関わりがあった、熊本出身の人々が多数登場しますが、現代と比べて当時の人々の知識と行動力の豊富さに圧倒されます。もちろん、海外と関わりのあった人々に限ってのことですから、平均的な水準をいうつもりはありませんが、近さ、結びつきの濃さを感じます。かかわりをもつ動機もさまざまで、現代の視点からみると推奨できない点もあります。しかし、一つひとつのエピソードを辿ると、現代の人々が本当に相手の事情を知って国際関係について語っているか疑問に思えてきます。もっと歴史を知るべきだと思わされます。