人権教育の難しさ

昨日も人権擁護に係る研修受講の機会がありました。研修の内容は概ね賛同できましたが、ある人権侵害の課題を語るときに、その侵害事案が発生した原因に関係する制度のもともとの運用趣旨を理解していないフシがありました。侵害事案を生んだのは、その制度を悪用した者に責任があるわけで、もともと正当な権利の利益実現のためにある制度の趣旨を正確に説明しなければ、受講者に誤った理解を押し付ける研修となりかねません。講師の資質を考えさせられる研修でした。研修に使用された某県教育委員会企画制作のDVDの中でのセリフの中に業種蔑称があり、チェックがずさんだなと思いました。