史実を知れば笑えない

今回の新型コロナウイルス感染の対応をめぐる武漢市当局の初期対応や中国国内における武漢帰りの人に対する差別混乱を揶揄する報道が見られますが、水俣病やハンセン病をめぐる行政や住民の対応の歴史を少し振り返ると、笑えない気がします。他にも韓国における法相や検察に対する権力者の影響行使が注目を集めたことがありましたが、これについても我が国において法律に反した行動をとった人物を大臣に据えたり、権力に近しい人物を検察トップに置こうと画策したりと、その浅ましい出来事を知ると、隣国のことを笑っている場合なのかと思わされます。