不信と報復

人が不信感を抱くとき、それは不安感につながり、さまざまな防衛行動を伴います。国家レベルの指導者が持つ不信感の爆発は軍事的な衝突にもつながりかねません。イラクにおける米国によるイランの司令官殺害の出来事がイランに及ぼす影響は容易に考えつきますが、これが北朝鮮の指導者に与えた影響についてはよく考えないと、いけないと思います。その意味で、中東での一事が東アジアでの一事につながりかねないと危惧しています。どのような立場にあっても不信のタネを取り除くことは重要です。不信感を持たれた上に見え透いた嘘を述べるのは逆効果です。日常のビジネス活動においては、信用がないのが前提で動いていますから、たとえば抵当権設定をしたりあらかじめ報復手段も事前合意しておきます。どんな報復があるか予測できない不安が残るよりも断然明朗です。