戸籍の束の話

昨日参加した相続登記の講座で講師の登記官が数次相続の登記申請で20㎝を超える戸籍の束を取り扱ったことがあると言われていました。ですが、それを上回る厚さの事例も登記官の間で伝説としてあるそうです。土地利用は生きている人がいるからこそできるのであって、いくら相続権があってもその土地があることも知らないであろう所在不明の人を追いかけるのはあまりにも負担が重すぎます。農地の賃貸借では相続人全員の同意が得られなくても貸せる制度ができましたが、それぐらいハードルを低くして所有権移転を確定できるようにできないものかと思います。今も不在者財産管理人を選任してもらってできなくはないですが、実態として今まで所在が知れなかった相続人が所有権移転後に権利を主張してくる可能性はゼロに近いのが実態だと思います。