15万部のベストセラー法律書

9月30日の朝日新聞「ひと」欄で著者が紹介されていたので、消費税8%時代最後の買い物で入手した『こども六法』を読了しました。8月に出版されたばかりの本ですが、手元の本の奥付で4刷とありました。「ひと」欄の記事にも、確かに15万部のベストセラーとありましたが、いかに子ども向けといっても法律専門書としての売上部数としては、驚きの数字です。
内容としては、刑法、刑事訴訟法、少年法、民法、民事訴訟法、日本国憲法、いじめ防止対策推進法の7つの法律の条文を分かりやすい言葉で書いてあります。日頃、子どもたちが生きていくためには道徳教育よりも法教育が重要だと考えています。子どもや昔子どもだった人にとってはもちろん、これって相談に応じる専門職にとっても役立つテキストだと思いました。
本書巻末の著者の謝辞において「そして『こども六法』を子どものための本にするにあたって、10歳から15歳のお子様からご意見を頂く機会を、東京都行政書士会広報部の皆様の協力で実現することができました。ありがとうございました。」との記載がありました。同じ職にある者として嬉しく感じました。