ひきこもる学校

市内の民生委員の役職者の会議で例年続けてきた小中学校との情報交換会のあり方について話題になりました。児童生徒の個人情報について過度に学校が慎重になり、地域の実情を理解し、解決に向けた支援につながらないという受け止めが相次ぎました。つまり、双方が情報交換の意味を見いだせていない状況が見てとれました。これは、民生委員との関係に限ったことではなく、学校運営協議会やPTAとの関係でも肝心なことが話されず、問題を学校内で抱え込んでいる傾向を感じます。特に民生委員は立場上公務員として活動しており、その活動に際して個人情報に接することは当然にありえます。接するからこそ心して取扱います。このところ学校長の資質が欠けている例に出会うことが多くなっています。法律やさまざまな方針があっても、その中身を理解しておらず、自己流の対応で事態を悪化させている事案がそこかしこにあります。特に学校長職にある方には教職員マインドよりも行政職員マインドをもって仕事にあたってもらいたいと思います。昔のように組合経験もなく、お上の言うことに従うばかりで社会変革を考えたこともない、今の学校長の多くは社会性が欠けているように思います。こうした人材が管理職でいては後に続く若い教職員も育たないかと思います。今年の県内公立小学校教員の採用試験倍率は2倍を下回ったということでしたから、将来は一層不安です。地元小学校の緊急メールで連日イノシシ目撃情報が学校長名で配信されているのですが、イノシシがどの場所にいつ何時ごろどういう状態で目撃されたといった情報がなく、何の役にも立たないメールを寄こしてきます。まさかイノシシの個体情報をおもんばかっての思考ではないかと考えてしまいます。