センセイは疑うに限る

私立の学校法人というのもやり方次第では、けっこう役員がやりたい放題できる闇の部分があるのかもしれません。いま話題になっている大学の法人概要をサイトから拝見しましたが、驚きなのは理事の選任解任権がある評議員を兼ねる理事がいるということです。スポーツの競技団体で公益法人であれば、さすがにそれはありません。ただ、私もいろんな競技団体をまじかで見た経験がありますが、スポーツ界の団体の役員の資質もこれはどうかと思われる人が結構います。企業や学校に勤めていてそうした場所ではけっして管理的な仕事を任されていない人が、ある競技団体の中では妙に威張りくさった権力者であることがあります。繰り返しますが、組織のマネージメントもできない、トレーニングの専門知識もないような人が幅を利かせているのは、傍から見て非常に滑稽なのですが、本人はいたって満足なので、何も懸案がなければ適当に扱っておけばよいと思います。さらに同じような経験として、大した職業経験がないのに職業指導をやっている人にも出会います。身の程知らないのはいいのですが、一番の被害者はこうした人からの指導を得る求職者です。いずれにしてもあまりセンセイを過信せず、接することが肝要だと思います。