自分に正直に

昨夜、水俣病展2017の関連イベントで、緒方正美氏と香山リカ氏の話を聴く機会がありました。語り部として活動されている緒方氏は、自身の人生を振り返って、逃げる人生、闘う人生、向き合う人生の3つがあったと語りました。患者となったことで失うものばかりでなかったといいます。加害側の当事者に対する赦しの心境については、緒方氏でしか気づくことができなかった重い経験だと思いました。香山氏からは、たとえ第三者であったとしても、自分にとって嫌なことであれば、発言するという姿勢を受け取りました。水俣病とのかかわりということでは、同じ精神科医であった故・原田正純氏の著作から先入観をもたずに研究する姿勢や患者の暮らしを知る医者としての姿勢を学んだという話でした。共に差別する浅はかな人たちからの攻撃を受けた人ならではの強さややさしさを感じました。それにしても思うのは、フェイクにはまってヘイトスピーチを繰り返す人々は、何かから逃げる心の病があるのではという気がします。