タイムマシン経営

ソフトバンクという企業は、法人税をほとんど納税しないという点で、あまりほめられない社歴をもっていますが、創業者がこれまで時間差にビジネスチャンスを見出してきた点には、見習うべきところがあります。パソコンソフトの卸という業界の下流から起業し、出版、インターネット、携帯電話と歩みを進め、今年は半導体設計という業界の最上流へ手を伸ばしています。このように経営者には変化の目利きの才能が求められます。一時の成功に満足するのではなく、たえず姿形を変える、これほど面白いものはないと思います。