分断社会ニッポン

これから読む本は、佐藤優・井手英策・前原誠司の3氏共著による『分断社会ニッポン』(朝日新書、760円+税、2016年)。人々の「分断」という課題は、国内外問わず現在最も深刻な事柄だと考えています。ともすれば、貧者なことは自己責任とされ、人権を侵害されている人々を蔑む荒んだ人々が多いことに危機感を覚えます。政治において憎悪を生みやすい敵を作ることに邁進するのではなく、いかに住みよい社会にしていくか、そのためになすべき負担の分かち合いはどうあるべきなのか、緻密に考えるべきことや丁寧に説得していくことが求められます。それでいけば、人の国籍などは些細な問題であって、国籍がどうであれ同じ社会に暮らす中で、応分の貢献と利益享受をしていけばよいだけのことだと考えます。