中高生も中高年も学べばいい

昨日から加藤陽子著『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(新潮文庫、750円+税、2016年)を読み始めています。中高生向けの連続講座が下敷きになっているのですが、著者の講義をこの年代に聴けるのは貴重です。著者の専門は1930年代の日本近代史。書名にもある通りまさに戦争を選んで進んだ時代に精通されています。職場の大学では文学部の学部生や院生が対象とのことですが、政治や法律を学ぶ学生も知っておかなくてはならない時代ですし、中高生のみならず中高年にも広く伝える価値の高い解説だと感じました。