決算公告についての考え

毎年、ある信用調査会社から決算概要についての照会があっていますので、決算書を同封して返信するようにしています。本来、法的にはすべての会社に決算公告の義務がありますが、官報にしても日刊新聞にしても掲載料が高くて株式公開企業を除いてほとんどの会社が行っていないのが実情です。法的義務を果たしていないので過料を求められても拒めないのですが、役所が本気になればその数は膨大であるがために、反発に抗しきれないのは目に見えています。そんなわけで野放しになり、冒頭のような信用調査会社のような需要が出てきます。経営者によっては自社の財務内容を公開するのを嫌う向きがありますが、私の考えはたとえ株式未公開企業であっても情報公開する気風が経営姿勢にも表れると思い、明らかにするようにしています。