多文化の強み

米国は憲法修正14条に根拠を置いて米国で生まれた市民には米国籍が得られる出生地主義をとっています。先進国では米国以外にはカナダがそうです。しかし、米国内の保守派の間では、不法移民の子どもにまで米国籍を与えるべきではないという議論もあるようです。多様な文化的背景を持つ市民がいてこそ、ダイナミックな成長と繁栄があったと思われるのですが、排外主義というか内向き志向が米国社会にもはやりつつあるのかもしれません。翻って日本を見てみると、従来から外からの人材流入には慎重な雰囲気があります。ですが、スポーツ界を始めいろんな分野でハーフの人材が活躍しています。これを見ると、多文化社会には活力があり、既存の市民にも数々の恩恵があるように思えます。まず手始めに難民の受け入れや在留資格要件の緩和が期待されます。写真は記事とは関係ありません。