日別アーカイブ: 2020年1月26日

行政法の視点

趣味で聴講している放送大学講座で今面白いのは、行政法です。行政法というそのままずばりの名称の法律があるわけではありません。民法が含まれる私法と異なり、公権力と主権者の関係について定めた公法の中の一つのジャンルといった方が分かりやすいかもしれません。しかし、数多くある法律の中の9割が、この行政法に含まれます。たとえば、感染症対策を定める法律は、行政法に含まれます。行政法については、公務員や首長、議員はもちろんのこと、国民もその建て付けについて知っておくと、行政監視の視点がずいぶん違って見えると思います。特に行政が有する情報は、国民共有の財産ですから、それを公務員がどのように取り扱っているか、よく見ておくことが必要です。それによって、さまざまな言い訳の正当性も判断できるようになります。
言葉のつかいかたで難しいのが、天皇のおくりなです。たまたま昨日届いた所属団体の会報で秋の叙勲受章者の文章が載っていたのですが、そのなかで現在の天皇をおくりなで表記していたのに驚きました。また昨日の大相撲中継で、実況アナウンサーが上皇のことをおくりなで述べていて、さすがにこの点については、その後の放送時間中に2回お詫びのコメントを出していました。
要は、その立場にある人が、どういう言葉を発したら、立場にふさわしい能力を兼ね備えているかどうかの見極めに役立つということになります。
ちなみに公法の最たるものは憲法です。公法は公権力を縛るものです。