月別アーカイブ: 2019年12月

晦日

きょうが金融機関窓口が開いている年内最終日でした。先月末が決算だった当法人の納税は来月でも良かったのですが、少しでも早めに済ませたいと思い、行きました。決済がもっと簡便になれば、わざわざ金融機関へ赴く必要もないのだけどと思いながら済ませました。

財務管理は自身で

大半の行政書士事務所は、個人事業者ですので、事業年度(会計年度)は1月始まりの12月終わりとなります。当然のことですが、自身の事務所の会計記帳は自ら行います。申告も自身で行います。自ら行うことで現状と課題が見えてきます。財務管理については可能な限り事業者自身が行うことを勧めます。

逃げ道を広げると狭める

昨夜、たまたま『こども六法』著者のインタビューをNHK第1ラジオで聴きました。著者自身が小学生時代にいじめ被害を受けたことがあると述べていました。加害者は3人組で、6年生のときにその3人がバラバラになるクラス替えがあったそうですが、校内で顔を合わせる機会はあったため、6年生になっても被害に遭っていたそうです。結局、著者は私立中学を受験して、そちらへ進学することでいじめ被害から脱したそうです。インタビューでは、いじめは犯罪であり、子ども時代当時に法律を知り信頼できる大人に相談できたら、もっと早く救われたという思いから、著書を出したそうで、学校現場への法教育にも動いているということでした。それと、心に響いた発言としては、著書の存在によって、子どもたちの逃げ道を広げたいということと、責任を取らなければならない大人の逃げ道を狭めたいということでした。私の地元の小学校でも同じような問題があり、『こども六法』の存在を知らしめたいと思いました。現在30万部出ているそうですが、必要な環境にある子どもの数は、この比ではないと思います。

進路相談

早稲田大学ウエイトリフティング部の4選手を招いて熊本県内の小中高生選手との合同練習会と座談会が、八代農業高校ウエイトリフティング部練習場において本日午後開催されました。練習会では大学生選手が指導者役となり、小中高生選手とコミュニケーションをとりながらトレーニングの意味や効果などを理論的に解説しながら進めていました。座談会では、現在の進路を選択した理由や大学生活の紹介、将来目標などを大学生選手が語ってくれていました。スポーツと学業の両立については当事者の情報がもっとも役立ちます。小中高選手にとっては自らの進路を考える良い機会となったと思います。

歴史家養成

タイトルは「なぜ歴史を学ぶのか」となっていますが、読み進めるほどに歴史家の養成が大切だと思いました。事実を正確に記録して後世に伝えることが、後世の幸せな社会づくりにいかに重要かという気持ちを抱きました。どんな事件でもそうですが、それが起きたことさえないかのようにもしも発言する人物がいたとしたら、それを見聞した人物は、ぜひその事実を記録して後世に伝えてほしいと思います。歴史が歪められたときに人は何度も同じ過ちを繰り返してしまいます。

新宿鮫の定年は

シリーズ物の小説で読んでいるものに、大沢在昌の「新宿鮫」があります。このたび、8年ぶりに11が出ました。主人公はとうに定年を過ぎているはずですが、とにかく手に取ってみたいと思っています。

なぜ歴史を学ぶのか

この1ヵ月間、有斐閣の「ポケット六法」以外、読書から遠ざかっていました。本日、リン・ハント著の『なぜ歴史を学ぶのか』(岩波書店、1600円+税、2019年)が手元に届きますので、読んでみます。それと、最近の朝日新聞紙面では、16日の「文化の扉」欄の記事が読み応えあり、お得でした。今年8月に亡くなった米国の歴史学者・ウォーラースティンの業績について分かりやすく触れられていました。大局を描ける記者、書き手が少なくなっている中で、こうした記事は購読の甲斐があります。

夕焼けが見える丘

本日で父が亡くなってから1か月。慌ただしい日々が続いています。母の通院帰りに墓を建立中なので現場を見に行きました。しっかりした基礎が据えてありました。来週末には竣工となればと願っています。墓標の視点からだと、夕焼けが眺め見えそうです。

高齢者は未来の自分の鏡とせよ

一昨日、地元の福祉活動の一環で一人暮らし高齢者宅を訪問しました。訪ねていくと、みなさん笑顔で迎えていただいてこちらの気持ちも晴れやかになりました。いずれも女性ということがあったかもしれません。その点、男性高齢者でしかも割と大きな組織体で働いていた人は、社会生活能力が低いことが多いと感じます。たとえば、例年開催する会合で出席の返事を出しておきながら当日失念して欠席することを繰り返す人なんかがいます。主催者側としてはキャンセル料出費もかかり迷惑なのですが、メンバーである以上、案内しないわけにもいかず、やっかいです。それとか、イベントごとになると、妙に張り切ってメール連絡で済む用なのに電話を何度もかけてくる人。あーはなりたくない高齢者、見習いたい高齢者。さまざまです。

副業会員の受け入れを歓迎

けさの朝日新聞では全国の主要100社に調査したところ、37社で副業を認めると回答があったことを報じていました。新卒入社してもその会社が定年まで存立しているか不透明な時代にあっては、副業できる能力を身に付けることは自己防衛の一つとして不可欠ですし、当然の流れかなと受け止めました。かく言う私も先に会社を起業してから行政書士事務所をスタートさせて8年半あまりです。始めてみるとどちらかが主でどちらが副ということはなく、業務に携わる以上はどちらも完遂する責任が生まれます。シーズンによって売上高のウエイトが交互になることがありますが、得難いのは相互の業務の経験が職務能力の幅を広げる点です。熊本県行政書士会にもいろんな職業体験をもつ幅広い会員が入会してくれることを待っています。

個人事業主の相続

私の場合、行政書士事務所は個人事業主として会計処理をしています。そこで、亡父から相続で取得した不動産をどう扱わなければならないかという問題が生じます。結論からいえば、事業用資産たりえるかどうかが問題です。仮に私が生産農家であれば、相続した農地は事業用資産として計上しても良いかもしれません。しかし、そうでないならその農地の維持管理に伴う支出、たとえば固定資産税や賦課金は経費とはならず、事業主貸となります。貸付金と同様の扱いです。

中学生人権作文コンテスト

全国中学生人権作文コンテスト熊本県大会の会場を初めて訪ねました。今回で39回となるそうですが、法務省主催の事業です。この日は、県内の優秀作品の表彰式と朗読会が行われました。この後に性的マイノリティと人権についての講演会も開かれました。中学生の作品のなかにも性的マイノリティをテーマにした朗読があり、今の時代を感じましたが、ざんねんだったのは、講演会の時間になると、表彰者の大人たちのほとんどと中学生たちが全員会場から去ったことでした。そのせいで催しそのものが前半と後半で別個のものとなり、講師に失礼な対応ではなかったかと思います。それと、聴講者のほとんどが人権擁護委員というのも残念でした。多くの教師や保護者にも聞かせたい内容でした。

被相続人の預貯金払戻し

亡父の口座解約に伴い、各金融機関の窓口の手続きの進め方を観察させてもらいます。証明書類の確認手順や各種書類の記入手順がいろいろ異なりますし、窓口職員の能力の差を感じます。確認すべきことを確認していなかったり、自署の必要のない書類を自署させたり、あまり意味を分からずに処理していると思われる側面もありました。

葬送

昨日の午後、JRで水俣へ行きましたが、在来線下りで人身事故があった影響で普通列車が遅れて、予定した新幹線への乗り継ぎが間に合わず、新八代駅で1時間待つはめになりました。事故のことは水俣に着いてから知りましたので、列車の遅れを心の内で悪態ついていたのを大いに反省しました。さて、水俣での会合終了後の雑談タイムで、お墓やら葬送の方法に話題が及び、海洋散骨を希望する方がかなりおられるのだなあと感じました。私も従来からの願望の一つに4人の祖父母の中で唯一会うことができなかった母方の祖父(75年前にフィリピンの海で戦没した船員でしたが…)と会ってみたくて、海洋散骨へ魅かれるものはあります。とはいえ、遺族に無用な負担もかけたくはないし、自身の死後事務委任の内容をしっかり決めておきたいものです。