日別アーカイブ: 2019年3月6日

葬送について

たまに海洋散骨や大学医学部への献体希望の話を伺うことがあります。まず海洋散骨についてですが、遺骨を撒くことは望ましくありません。沿岸から遠い外洋で遺灰を撒くのは認められると思います。近海で漁業や養殖が行われている海域ではやめるべきです。そのため、海洋散骨を望むのなら火葬においても粉状になるまでよく焼いてもらう必要があります。次に献体ですが、亡くなると遺体を大学から受け取りに来てくれます。ただし、注意しないといけないのは、遺族の元に火葬された遺骨が戻ってくるのは数年先になります。したがって、葬儀や納骨の時期は未定となります。遺族となる方がいない場合の献体については、本人が葬儀や納骨のあり方についてもその意思を明らかにするなり、それを託す人を指名しておかなければ願いは中途半端になってしまいます。