日別アーカイブ: 2018年6月18日

働き方改革なるものの前に

学童保育をめぐって次の動きが気になりました。一つは障害児が放課後に通う放課後等デイサービスに支払われる報酬が減額されるために、それらの施設の2割が経営悪化し、サービス廃止の危機にあるそうです。もともとは利益優先の悪質な業者を排除するために、障害が軽い子どもばかりを受け入れている施設向けの報酬を減らす施策だったようですが、良質なサービスを提供している事業者までも影響を受ける羽目になりました。これにより障害児が通常の学童クラブに通わざるを得なくなりますが、その通常の学童クラブにも問題が持ち上がっています。厚労省令に基づく学童保育の基準では、研修を受けた放課後児童支援員を施設単位ごとに2人以上配置することになっています。しかし、この人材確保が難しいことから自治体によっては参酌化を望む声があり、支援員1人だけ配置の検討が国で始まっているとのことです。1人だけでは防災や防犯といった緊急時の対応もままなりません。人を減らすことではなくて、支援員の待遇を厚くすることが後回しになっている観があります。結局、学童へのしわ寄せは保護者の働き方へも影響しますし、現役世代の働き方は医療介護保険・年金といった社会保障面の資産の過不足にも影響します。